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マーケティングがわかる事典 オンライン版

[流通の概念2] バイイングパワー

大量に商品を仕入れる大規模な小売業者が、メーカーよりも優位に立っている。

強力な販売力を背景とするバイイングパワー
 ショッピングセンターやスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどは、全国に多くの店舗を構え、強力な販売力を持っています。そして、その強力な販売力はまた、メーカー各社からの膨大な量の仕入れに結びつくことになります。この強力な販売力を背景とした大量仕入れが、小売業者にとっての「バイイングパワー」となるのです。
 大量仕入れ・大量販売が実現できる小売業者は、メーカーとの価格交渉を有利に進めることができます。さらに、それによって仕入れ価格を低く抑えることができ、店頭での低価格を実現することが可能となります。その低価格を武器に、より多くの消費者を集めることができますから、ますます競争力を強めることにつながるのです。バイイングパワーは小売業者の競争力の源泉ともいえます。

共同仕入れ
 しかし、バイイングパワーを発揮できるのは、一定規模以上の大規模小売業者に限定されてしまいます。このため、単独小売店などが、同業の小売店と力をあわせてボランタリー・チェーンなどの組織をつくり、「共同仕入れ」を行う動きもあります。各社の仕入数量を集約することによって、仕入れの規模を大きくして、バイイングパワーを発揮しようというのです。

メーカーへの圧力
 バイイングパワーを増大させた小売業者が、メーカーに対して力を行使することがあります。過去には全国チェーンのスーパーが、ある酒類メーカーの製品を撤去した事件もありました。バイイングパワーを背景に、小売業者とメーカーの力関係が逆転したことを表したものといえます。
 流通環境が厳しくなり、小売業者の吸収合併が進むと予測される現在、バイイングパワーはますます増大するものと見られています。