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NRCプレゼンス「価値創造を見据えた企業イメージ形成の薦め ~価値創造のコミュニケーションの実際~」

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企業が自社の価値を形成したり、新しいイノベーションを起こしていこうとする場合、社内ではどのようなコミュニケーションがなされているのだろうか。社内では目的に応じてプロジェクトやチームができ、関係するスタッフ間には様々コミュニケーションが生まれていると考えられる。コミュニケーションの重要性は誰もが理解するところ。一方で、コミュニケーションの内容に関してはあまり論じられない。そこで、富士ゼロックス総合教育研究所広報誌xchange130号が価値創造のコミュニケーションがテーマであったことを踏まえ、同誌編集長の西山裕子氏にお話をお聞きした。

西山 裕子 氏 講演者紹介

西山 裕子 氏

株式会社富士ゼロックス総合教育研究所
マーケティング部顧客価値デザイングループ グループ長
広報誌xchange編集長

大手電機メーカー、通信系シンクタンク等を経て、2001年株式会社富士ゼロックス総合教育研究所に入社。主に、ES・CS調査、組織診断等の研究、企画開発、コンサルティングに従事。2015年4月より現職。2010年から広報誌xchange編集メンバー、2013年より同編集長。金沢大学教育学部卒業、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了(経営学修士)

●講演内容

ビジョン作り、実験仮説、学術的裏付け、実証というサイクルが土台

ビジョン作り、実験仮説、学術的裏付け、実証というサイクルを回していくことが、価値創造のコミュニケーションを考える時の土台になるが、ビジョンを作るためには、自分は何に価値を置くのかの基軸づくりが非常に重要となる。
直面しているものごとを自分ごと化し、自分が取り組む意義を見出す「価値発掘・基軸作り」、独自の世界観やビジョン・信念といった内なる軸となる「ビジョン作り」、「実験仮説」、多くの仮説を立て、顧客とのやり取りを通じて検証していく「学術的裏付け」、多様な関係者の相互作用を通じて優れたアイデアをよりスピーディーに形にし「実証」する―――この一連のサイクルを回していくことが、価値創造のコミュニケーションを考える時の土台になる。
このようなサイクルは頭でわかっていても実践は難しい。繰り返してもすぐに結果は出ないかもしれないが、出会いを求めるような姿勢で繰り返していくことしか価値創造につながる取り組みにはならない。

価値創造のコミュニケーションのポイント

【個人への示唆】

  • 自分のやっていることに対する反応から、新たな気づきを得ていく心の持ち方
  • 会話の交点を作るということ。何らかの交わる点を探し、そこから新しいところを目指す会話ができるかどうかが重要
  • 二者択一ではなく両立。世の中に先んじて尖ったところを目指すディファレンシエーションと、環境やお客の期待に応えていくインテグレーションの二者択一ではなく、どうすれば両立できるかを常に考える

【組織としての示唆】

  • 3、4人の組み合わせを幾つも作って情報交流を行い、時々組み替えて行くという三角形の繋がりが多い組織は、現場が自律的に動き、メンバー間で問題解決が進む
  • 挑戦的な目標設定。挑戦的なことは一人では実現不可能であり、必然的に周囲の協力を得るコミュニケーションが必要となる
  • 外から動かすこと。現場に行ってお客と一緒に事業の結果を出し、社内を動かす

先が見通せない時こそ、独自の世界観やビジョン、信念と言った内なる自己を持てるかどうかが違いを生む。世界観やビジョンも独りよがりではなく、多くの仮説を立ててお客とのやり取りを通じて検証していく。社内外、お客を含め、多様な関係者の相互作用を通じて、優れたアイデアをスピーディーに形にしていくということがポイントになる。

価値発掘のために主体的な問いを導くポイント

  • 問題を絞り込みすぎず全体を俯瞰すること。遠回りになったとしても、目につく事柄だけにとらわれずに、本当に取り組むべきテーマを見出すプロセスこそ大切である
  • 現実に触れ、本質的な価値を見つけながら自分ごと化する。現実に起こっている事とその背景にある状況を具体的に知り、そこにいる人が感じることを自分ごと化することが必要
  • 気づきを重ね合わせること。その場にいる人達が同じ状況を体感し、それぞれの気づきを重ね合わせるほど、見方を広げ、新たな捉え方をすることができる。

◆富士ゼロックス総合教育研究所及び広報誌xchangeのご紹介

富士ゼロックス総合教育研究所は、1989年に富士ゼロックスの教育事業部が独立してできた会社で、昨年25周年を迎えた。当初は営業教育でスタートしたが、現在は「人との組織のマネジメント」全般にわたる教育研修やコンサルティングサービスと、「戦略を成果へと導くソリューション」を提供している。
広報誌xchangeは1985年2月に創刊。2013年より「xchange communicatio(エクスチェンジ コムニカチオ)」と名称を改め、「コミュニケーションを軸に、お客さまと共に考える」媒体としてリニューアルした。「Xerox Philosophy」の原点に立ち返り、コミュニケーションにフォーカスしながら、幅広い観点で情報を発信している。

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