セグメンテーション分析
調査対象者をセグメンテーションすることで
効率的なマーケティング活動が可能になります。
「セグメンテーション分析」はマーケティングリサーチの分析手法の一つで、その分析では「クラスター分析」がよく利用されます。
「クラスター分析」とは、マーケティングに関係する多変量のデータから、類似性の高い人を集めてグループ(クラスター)を作る手法です。人をセグメンテーションすることで、効率的なマーケティング活動をすることが可能になります。
「NRC食クラスター」のご紹介
生活の最も基本的なテーマである「食」に注目し、その嗜好性や意識の違いによって生活者をセグメントした「NRC食クラスター」をご紹介します。
全国の男女に対して、食生活や食意識に関する質問を行い、クラスター分析の結果から7つの食クラスターを作成しました。
あなたの食クラスターを判定
では、あなたご自身は、7つの食クラスターのどれに該当するでしょうか?
食に関する「10の質問」に回答してみてください。
あなたの食クラスターを判定してみましょう。
NRC食クラスター
7つのクラスター俯瞰
7つのクラスターの概要は以下の通りでした。
【食クラスターマップ① ポジショニング】
「アクティブ食マイスター」は、食にお金と手間をかけてもよいと考えている、食に対してこだわりの強いクラスターです。
「個食のアンチグルメ」は、お腹がいっぱいになればよしと考えるような、食に無頓着なクラスターです。
この2つのクラスターは、食へのこだわり度(食コミットメント)が大きく違っており、マップ上では対極に布置されました。
「外食グルメチャレンジャー」は、新しい食情報やお店に関心が高く、新しいものを受容する意識が高いクラスターで、「内食コンサバティブ」は、新しい食や外食には興味がなく、むしろ食べ慣れないモノや変わったモノを嫌う保守的クラスターです。
この2クラスターは、新しい食への興味関心が高いか、低いかで分かれています。
「健康第一おふくろの味」は、食の安全性を気にしつつ、栄養バランスの良い食生活を心がけているヘルシーなスローフード志向派です。
一方で、「自由奔放お手軽食」は、安全性や栄養バランスはあまり気にせず、食べたいものを自由に食べているファストフードOKのクラスターです。
この2クラスターは、堅実でヘルシーなスローフードか、自由奔放にファストフード利用かで、志向する方向性が違っています。
「平均的日本人」は、ほとんどの傾向が平均的で、これといった特長がみられないクラスターです。
全体の20%と、ボリュームが一番多くありました。