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マーケティングがわかる事典 オンライン版

[コラム] ―商品開発こぼれ話― 時代が追いついてきた山村の特産品販売

 インターネットの普及でマーケティング・パラダイムが新しい段階に入りました。消費者は、自分だけの「こだわり商品」や「安全で安心な健康商品」を志向するようになりました。企業はこうした一人ひとりの顧客の声に耳を傾け、それぞれの顧客の要求に従ってカスタマイズした商品・サービスを提供する必要があります。これがワン・トゥ・ワン・マーケティングの考え方です。
 インターネットやコンピュータの活用により、こうした顧客への個別対応が、大企業はもちろん、小さな企業においても可能となりました。商品コンセプトはすぐれていながら、宣伝力などで大企業に太刀打ちできなかった企業でも、顧客コミュニケーションが可能になったのです。
 インターネットに活路を見出しているのは中小企業だけではありません。過疎に悩む山間部の人たちも同じです。
 無農薬野菜やそばなど山村の特産品は、まさに自然志向であり、極めて地域性が高く、ほかでは入手できないものがほとんどです。自然志向、こだわり志向の現代人のニーズにマッチしています。しかし、山村の産品は販売・宣伝の面で決定的に弱く、また少量生産で価格も高かったこともあり、販路開拓が大きな課題でした。
 インターネットは、企業にとって低コストで、特産品のコンセプトに合った人々とのコミュニケーションを可能にしました。無農薬野菜、ハム、そば、お茶など地域オリジナルの産品が購入できるホームページがたくさん誕生しています。
 また、このシステムで、顧客のデータベース化が容易になりました。データベースの活用は、地域活性化イベントの告知などさまざまな活動にもつながり、生産者と消費者が特定できることでお互いの安心感も生んでいます。
 インターネットの登場が山村の特産品開発を生き返らせようとしているのです。