マーケティング・リサーチに役立つ用語

　そもそも、まずアドホックとは何か。辞典によると、「特にこのための、特別に、この問題に限る、などの意。日常的なものに対して、臨時的・専門的なものに用いる。」とある。つまりは、その時特別に行われることを指している。したがって、アドホック調査は、その時に特別に企画設計したオーダーメードの調査ということになる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出典：三省堂「大辞林」第三版より

調査課題に対して純粋に調査を実施すれば、ほとんどがアドホック調査となろう。過去の調査の中に確かに似ている調査は存在するかもしれないが、調査課題が全く同じということはなかなかない。一方で、調査企画、サンプリング、実査、集計、報告を新しい調査課題に対して1回限りで完結したとすると、調査内容が定型化できないので調査費用はかさむ。調査課題に対して少しでも調査費用を抑えて実施するのがリサーチャーの役目でもあり、過去の似ている調査を参考に企画設計しクライアントに提案。そして、調査を実施していく。

日本リサーチセンターは、年間500本以上の調査を実施しており、アドホック調査を設計する時に参考にする過去の調査が数多く蓄積されています。調査品質を保ちながら調査費用を抑える。その真摯な姿勢がクライアントの皆さまに高く評価されています。

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