NRCレポート
NRC「日本人の食」調査 【Part2:よく食べるものや好き嫌い】
公表日 2015年08月21日
日本リサーチセンター(本社:東京都中央区、社長:鈴木稲博)は、昭和35年に設立された民間の調査研究機関です。
民間企業および官公庁、大学をはじめとする学術機関などの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。
当社では、全国15~79歳男女1,200人を対象に、訪問留置のオムニバス調査(NOS)を、毎月定期的に実施しております。
このたび「日本人の食【Part2:よく食べるものや好き嫌い】」について、オムニバス調査(NOS:日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)により自主調査を企画・実施いたしました。
※ここに、レポートを発表いたします。ご高覧いただければ幸いです。
主な調査項目
- ●日本人の食の嗜好や食生活について
調査結果の要約
- ◆「食生活に関する以下の事柄について、どの程度あてはまりますか?」という問いで、食生活や食意識に関する
- 66項目の質問を行った。選択肢は「あてはまる」から「あてはまらない」までの5段階で提示している。
以下、「あてはまる」と「ややあてはまる」を合計した「あてはまる・計」と、「あてはまらない」と「あまりあてはまらない」を合計した「あてはまらない・計」の2つの比率を中心に、日本人全体結果について紹介します。
※性別、年代別、エリア別にブレイクダウンした結果は、レポートでご覧ください。- ◆日本人全体の結果をまとめてみると、
- ●『野菜をよく食べる』は、「あてはまる・計」が74%と多数で、同じく、『乳製品をよく食べる』は61%、
- 『果物をよく食べる』は51%と半数を超えている。
- ●『魚料理をよく食べる』は43%に対し、『肉より魚が好き』は35%。魚料理は、好きよりも実際によく
- 食べている人の方が多いようである。
- ●また、『洋食よりも和食のメニューが多い』は47%。和食と魚料理は関係がありそうだが、『魚料理を
- よく食べる』の43%とほぼ同程度と言える。
- ●『香辛料やスパイスのきいたものをよく食べる』は、「あてはまる・計」が33%に対し、「あてはまら
- ない・計」が35%と拮抗している。
- ●『脂っこい、こってりしたものが好き』は、「あてはまる・計」が30%に対し、「あてはまらない・計」が
- 41%と、あてはまらない人の方が多い。
- ●『味は濃い方が好き』は、「あてはまる・計」が39%だが、『うす味をこころがけている』は46%。
- 濃い味よりも、うす味派の方が多いようである。
- ●『お菓子や甘いものをよく食べる』は、50%の人が「あてはまる」と回答しているが、『スナック菓子を
- よく食べる』では31%と少なくなる。
- ●『食べ物の好き嫌いが多い』は、「あてはまる・計」が17%と少なく、「あてはまらない・計」が6割と多い。
- ●一方、『食べ慣れないものや変わったものは食べたくない』は、「あてはまる・計」が34%に対し、
- 「あてはまらない・計」が31%とほぼ拮抗。食べ物の好き嫌いをする人は少数派だが、食べ慣れないものを
- 敬遠する人は比較的多いようである。
調査概要
調査方法
NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ:毎月1回定期的に実施する乗り合い形式の全国調査)調査員
による個別訪問留置調査
調査対象
全国の15〜79歳男女個人
有効回収数
2400人(サンプル)=1200人(サンプル)×4月調査・5月調査の2回分
※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
サンプリング
毎月200地点を抽出、住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割り当て
調査期間
2015年4月調査 2015/4/1 ~ 2015/4/13
2015年5月調査 2015/5/1 ~ 2015/5/18
詳細は、下記PDFファイルをご参照ください。
NRC「日本人の食」調査【Part2:よく食べるものや好き嫌い】(2015年4月/5月調査結果)
※この調査結果について、NOS基本軸I、基本軸II、基本軸IIIでのクロス集計表をご提供できます。
・NOS基本軸I、II、III × 全質問のクロス集計表 7万円
・NOS基本軸、NOSの詳細につきましては、こちらをご覧ください。
NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)とは
調査パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは、45年にわたって、
(1)調査員を使った訪問留置
(2)パネルモニターではない毎回抽出方式
で調査を継続しており、代表性のある信頼の高いデータを提供しております。
NOSは、毎月1回定期的に実施する乗り合い形式(オムニバス)の調査です。毎回ランダムに決められた200地点にて、対象となる方に調査員が協力を依頼してアンケートを回収します。性年代構成を日本の人口構成比に合わせているため、全体結果は日本を代表する意見として、そのままご覧になることができます。インターネット調査では、回収が難しい60代以上の対象者やインターネットを使っていない人の実態や意識を分析するのにも有用な手法と言えます。
※ご依頼・ご相談は、ホームページの「お問い合わせ」よりご連絡ください。
株式会社 日本リサーチセンター
担当:広報室
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