NRCレポート

1. 花粉症/花粉アレルギーの有無(全数ベースの結果)は、2003年と2019年の2期での変化を見ると、25%から41%と16ポイント増加している。
2. 花粉症/花粉アレルギーになった時期は、「10年以上前」から症状があると回答した人が52%と約半数を占める。
3. 花粉症/花粉アレルギーの症状は、2～5月に症状を感じると回答している人が多く、花粉症の主なシーズンと言える。特に3月はシーズンのピークであり、2019年では89%となっている。
4. 花粉症/花粉アレルギーの症状の程度は、「鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの鼻の症状」が「重い」と回答した人(「非常に重い」～「やや重い」の計)が64％と3分の2近くを占める。
5. 今シーズン、「すでに病院に行った」は32％、「これから病院に行くつもり/行きたい」は15％で、合計48％が「病院に行った」「行くつもり/行きたい」と回答。
6. 花粉症/花粉アレルギーに対して具体的に行っている対策は、「マスクをする」が76％で最も多い。薬の利用について、外用薬は市販品33%、処方薬26％と市販品の方が多いが、内服薬は市販品25%、処方薬39%と処方薬の方が多い。
7. 花粉症/花粉アレルギーの対策を始めるのは、「2月の下旬」が22％で最も多い。2013年は「3月上旬以降」が34％、2019年は16％と19ポイント減少しており、花粉症シーズンのピークを迎えてから対策をする人は減っている。
8. マスクをつけることへの抵抗感は、2019年は26％が「抵抗がある・計」と回答し、2011年から21ポイント減少しており、マスクへの抵抗感は減少している。
9. 「舌下免疫療法」について、2019年は51％が認知。治療意向について、「興味・関心あり」と回答した人は67％。家族や友人に勧めたいかどうかについて、勧めたいと回答した人は36%いる。
10. 最近3カ月間に花粉対策でとった行動は、「花粉がつくのを防ぐため、洗濯物を部屋干しするようになった」が34％で最も多く、昨年から7ポイント増加。
11. 最近3カ月間で花粉対策用に購入した商品は、「花粉症の鼻への負担がかかりにくい保湿ティッシュ・ローションティッシュ」が24%と最も多く、昨年から6ポイント増加している。
12. マスクをつけることについて、【恥ずかしい・格好悪い】で「そう思わない」が78%、【不潔に感じる】で「そう思わない」が81％と、否定する人が多い。

調査方法
　NOS（日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ：毎月1回定期的に実施する乗り合い形式の全国調査）調査員
　による個別訪問留置調査
調査対象
　全国の15〜79歳男女個人
有効回収数
　1,200人（サンプル）
　※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
サンプリング
　毎月200地点を抽出、住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割り当て
調査期間
　2019/2/28～3/13

詳細は、下記PDFファイルをご参照ください。
花粉症/花粉アレルギー調査 Part2：花粉症/花粉アレルギーの人の調査結果編
※この調査結果について、NOS基本軸I、基本軸II、基本軸IIIでのクロス集計表をご提供できます。
・NOS基本軸I、II、III × 全質問のクロス集計表 7万円
・NOS基本軸、NOSの詳細につきましては、こちらをご覧ください。

調査パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは、45年以上にわたって、
（1）調査員を使った訪問留置
（2）パネルモニターではない毎回抽出方式
で調査を継続しており、代表性のある信頼の高いデータを提供しております。
NOSは、毎月1回定期的に実施する乗り合い形式（オムニバス）の調査です。毎回ランダムに決められた200地点にて、対象となる方に調査員が協力を依頼してアンケートを回収します。性年代構成を日本の人口構成比に合わせているため、全体結果は日本を代表する意見として、そのままご覧になることができます。インターネット調査では、回収が難しい高齢層やインターネットを使っていない人の実態や意識を分析するのにも有用な手法と言えます。

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