NRCレポート
2020年東京オリンピック・パラリンピック アンケート
公表日 2019年06月05日
「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」開催まで、いよいよあと1年ちょっととなりました。今回ご紹介するデータは、昨年11月に質問した「オリンピック・パラリンピック」に対する意識です。
全国のサイバーパネル会員のみなさまから、20~69歳男女1000名の方にアンケートのご協力をいただきました。
このテーマは、2019年、2020年と毎年アンケートを行って、大会に向けての意識変化を追っていきたいと考えています。今回は、開催まで1年9か月前での聴取でしたので、オリンピック・パラリンピック大会への興味関心はそれほど高くないように思われました。しかし、大会が近付くにつれて、人々の意識は必ず高まっていくものと推察されます。次回以降の調査結果を楽しみにしたいと思います。
あなたは競技大会を会場やテレビ等で観戦したいですか?
オリンピック競技は?パラリンピック競技は?(それぞれ1つだけ)
オリンピックとパラリンピックそれぞれについて、テレビを含めての観戦意向を質問してみました。
パラリンピック競技は、以前と比べると日本でもメジャーになりつつありますが、会場やテレビ等で観戦したいという人は、オリンピック競技と比べるとまだまだ少ないようです。
「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせた数字でみますと、オリンピックでは56.5%と半数を超えていますが、パラリンピックでは33.8%と3人に1人の割合でした。
ボランティアとして参加したいですか?成功を応援したいですか?
(それぞれ1つだけ)
大会ボランティアとして参加したいという人は少なくて、「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせても約1割にとどまりました。
本アンケートは、日本全国の方を対象としましたので、地方から東京まで駆けつけてボランティアに参加したいという人は、限られてしまうということでしょうか。
しかし、成功を応援したいという人は、「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせて5割近くあり、2人に1人は大会の成功を応援してくれています。大会当日が近づくにつれて、オリンピック・パラリンピックへの関心が高まってきますので、人々の意識もそれに関連して、今後はさらにアップしていくのではないでしょうか。
観戦したい?ボランティア参加したい?成功を応援したい?
男女別、年代別での違いについて確認してみました。
オリンピック、パラリンピックの観戦意向は、男性より女性の方がやや高い程度ですが、成功を応援する意識は女性の方が男性を10ポイントも上回っています。しかし、ボランティア参加意識になると、わずかですが、女性は男性より低くなっています。
年代別では、観戦意向は20代で最も低く、60代が最も高いと言う結果です。同様に、応援意識も20代が低く、60代が高いです。しかし、ボランティア参加意識になると、20代、30代が50代、60代を上回っています。
2020年東京オリンピックまであと1年、総じて意識の向上が予想されますが、どの層で大きく変化するでしょうか?
調査概要
調査方法
インターネット調査
調査対象
全国の20~69歳男女(サイバーパネル会員)
集計回答数
1,000人
割付方法
日本の人口構成比に合わせて、エリア×男女×年代を割付
調査時期
2018年11月
*調査結果の%は、SA回答であっても四捨五入等の関係で合計が100%にならない場合がございます。
株式会社 日本リサーチセンター
担当:広報室
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