NRCレポート

株式会社日本リサーチセンター（本社：東京都墨田区、代表取締役社長 鈴木稲博）は、市場調査、世論調査、海外調査を数多く手がけております。この度、在京キー局によるネット同時放送が2020年10月から開始予定であり、地方局で番組が放送されるより先に、ネットで視聴することができる可能性がある。その場合、どういった層がネット同時放送や見逃し配信による視聴意向があるのか、そして、今後地方局に求められることについて調査しました。

• 首都圏で放送されているNHKや在京キー５局の番組の各種同時放送・見逃し配信で視聴意向が高いのはM1層

• ・M1層は全体と比べて、テレビ番組を「全く視聴しない」比率が高い一方で、動画サイト・配信サービスの視聴時間が長い。

• ・配信サービス別では「NHKプラス」「Youtubeでの無料見逃し配信」「有料動画配信サービス」の視聴が全体と比べて高く、特に「有料動画配信サービス」は今後の視聴意向も全体と比べて高いことから、"お金を払ってでも配信サービスで観たい"層といえる。

• ・「Youtubeでの無料見逃し配信」「有料動画配信サービス」では全体と比べ「アニメ・特撮」の視聴意向が高い。

• 比較的流出しづらいのF2層は「地元のお出かけ・買い物情報」を求めてる

• ・F2層は全体と比べて、長時間のテレビ番組視聴が多く、動画サイト・配信サービスを「全く視聴しない」比率が高い。

• ・M1層とは逆で「有料動画配信サービス」の視聴意向は全体と比べて低く、"お金を払うなら配信サービスで視聴したいと思わない"層といえる。

• ・テレビで視聴しているジャンルは、「ドラマ」「地元情報」が全体と比べて高い。

• ・「ドラマ」については、「各民放サイトでの無料見逃し配信」「Youtubeでの無料見逃し配信」「TVer」での視聴意向が3割程度と全体と比べて高くなっており、同時放送・見逃し配信に流出する可能性があるが、「地元情報」については、いずれの配信サービスでも、視聴意向にほとんど挙がっていない。

• ・今後の地元テレビ局に欲しい番組ジャンルでも「地元のお出かけ・買い物情報」は多く挙がっている。

調査概要

【調査方法】インターネット調査

【調査期間】2020年9月9日(水)～14日(月)

【有効回収数】4,000サンプル　

関東1都6県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)を除く40道府県×各100サンプル

各道府県内は、H27年度国勢調査結果より、性年齢で割付

詳細は、下記PDFファイルをご参照ください。

【自主調査】「地方局」についての調査.pdf

本調査は各40道府県ごとに100sのデータを取得しており、単純集計表をご提供することが可能です。本報告書には未記載ですが「好きなローカル番組」なども聞いております。

画像の出典：https://www.irasutoya.com/

また弊社では【日記式視聴率調査】【テレビ番組媒体接触率調査】【広告媒体接触率調査】など、メディアに関する長年の実績がございます。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。調査のご相談等は下記「お問い合わせ」までご連絡ください。

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・「NRCサイバーパネル」について

　　本調査は、日本リサーチセンターの自社パネル「サイバーパネル」を利用しています。
　　サイバーパネル会員に興味のある方は、以下の「モニター募集ページ」をご覧になってください。

https://www.nrc.co.jp/monitor/cyber/index.html