NRCレポート

WINワールドワイド・サーベイ
 ~気候変動に関する世論調査~ 
  WIN39か国・地域世論調査

WIN 国際世論調査
WIN/GIA グローバル

公表日 2022年03月09日

株式会社日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 杉原領治)が加盟しているWIN(Worldwide Independent Network Of Market Research)では、2021年10月から12月にかけて世界39カ国・地域の18歳以上の個人を対象に国際世論調査「WINワールドワイド・サーベイ」を実施しました。 
 この度、その調査結果がリリースされましたので、日本版レポートを発表いたします。ご高覧いただければ幸いです。

主な調査項目

  • 1.地球温暖化は、人類にとって深刻な脅威だと思う?
  • 2.気候変動を抑えるにはもう手遅れだと思う?
  • 3.自分の行動・取り組みが環境の改善につながると思う?
  • 4.持続可能性や環境について、本当に努力すべきなのは、個人というよりもむしろ企業や政府だと思う?
  • 5.地球温暖化が原因で、自然災害(豪雨、洪水、台風など)が増加していると思う?
  • 6.各国政府は環境を保護するために必要な行動を取っていると思う?
  • 7.環境を保護する製品には、もっと多くの金額を支払ってもいいと思う?

調査結果の要約

  • 1.地球温暖化は、人類にとって深刻な脅威だと思う?

  • ●"地球温暖化は、人類にとって深刻な脅威だ"という意見について、39カ国・地域平均では『そう思う(計)』が86%と多くを占める。
  • ●『そう思う(計)』の割合の大きい順に並べてみると、日本は75%で39カ国・地域中35位。上位4カ国はベトナム、インドネシア、パラグアイ、ペルー。一方、下位3カ国は、中国、アメリカ、パキスタン。

  

  • 2.気候変動を抑えるにはもう手遅れだと思う?

  • ●"気候変動を抑えるにはもう手遅れだ"という意見については、『そう思わない(計)』が39カ国・地域平均も日本も5割前後で、『そう思う(計)』(いずれも4割前後)を上回る。
  • ●『そう思う(計)』の割合の大きい順に並べてみると、日本はクロアチア、ナイジェリアと同率の38%で、39カ国・地域中23位。上位3カ国はインド、中国、パキスタン。一方、下位3カ国は、デンマーク、ブラジル、アメリカで、いずれも3割未満。

  

  • 3.自分の行動・取り組みが環境の改善につながると思う?

  • ●"自分の行動・取り組みが環境の改善につながると思う"という意見については、39カ国・地域平均で『そう思う(計)』が8割と多い。
  • ●『そう思う(計)』の割合の大きい順に並べてみると、日本は62%で39カ国・地域中最下位。上位5カ国はパラグアイ、コロンビア、ペルー、インドネシア、ブラジル。一方、下位5カ国は、日本、パレスチナ、中国、ドイツ、ポーランドで、いずれも7割以下。

  

  • 4.持続可能性や環境について、本当に努力すべきなのは、個人というよりもむしろ企業や政府だと思う?

  • ●"持続可能性や環境について、本当に努力すべきなのは、個人というよりもむしろ企業や政府だ"という意見については、39カ国・地域平均では『そう思う(計)』が7割。
  • ●『そう思う(計)』の割合の大きい順に並べてみると、日本はアメリカ、パラグアイ、マレーシアと同率の60%で、39カ国・地域中最下位。上位3カ国は韓国、タイ、レバノン。

  

  • 5.地球温暖化が原因で、自然災害(豪雨、洪水、台風など)が増加していると思う?
  • ●"地球温暖化が原因で、自然災害(豪雨、洪水、台風など)が増加している"という意見については、39カ国・地域平均も日本も『そう思う(計)』が多数派。
  • ●『そう思う(計)』の割合の大きい順に並べてみると、日本は75%で、39カ国・地域中31位。上位6カ国はベトナム、メキシコ、ペルー、パラグアイ、インドネシア、インドで、いずれも9割を超える。一方、下位4カ国は、パレスチナ、アメリカ、ポーランド、フィリピン。

  

  • 6.各国政府は環境を保護するために必要な行動を取っていると思う?

  • ●"各国政府は環境を保護するために必要な行動を取っている"という意見については、39カ国・地域平均も日本も、『そう思わない(計)』が『そう思う(計)』を上回る。
  • ●『そう思う(計)』の割合の大きい順に並べてみると、日本はアルゼンチンと同率の25%で、39カ国・地域中35位。上位3カ国はベトナム、インドネシア、フィリピンで、いずれも8割を超える。一方、下位3カ国は、クロアチア、ギリシャ、フィンランド。

 

  • 7.環境を保護する製品には、もっと多くの金額を支払ってもいいと思う?

  • ●"環境を保護する製品には、もっと多くの金額を支払ってもいいと思う"という意見については、39カ国・地域平均で『そう思う(計)』が約7割。日本は『そう思う(計)』と『そう思わない(計)』がいずれも約4割で意見が分かれる。
  • ●『そう思う(計)』の割合の大きい順に並べてみると、日本は43%で、39カ国・地域中最下位。上位3カ国はベトナム、パラグアイ、インド。一方、下位3カ国は、日本、フランス、ポーランド。

調査概要

調査方法
 インターネット調査、電話調査、面接調査
調査対象
 世界39カ国・地域
有効回収数
 33,227人(サンプル)
調査期間
 2021年10月~12月

詳細は、下記PDFファイルをご参照ください。
2021_WWS_JP_Report1_0308.pdf

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