NRCレポート
【NRCトラッキング調査】
2021年:withコロナの1年間を振り返る
新型コロナ感染症により、
人々の行動や意識に変化はみられたか?
<Part3>1週間の気持ちの変化
公表日 2022年04月04日
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日本リサーチセンター(本社:東京都、代表取締役社長:杉原 領治)は、1960年に設立された民間の調査研究機関であり、民間企業および官公庁、大学をはじめとする学術機関などの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査にも豊富な経験を有しています。
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このたび、当社の自主企画として「NRCトラッキング調査」を実施しました。<Part3>は「2021年:withコロナの1年間を振り返る~新型コロナ感染症により、人々の行動や意識に変化はみられたか?~」として、NRCトラッキング調査で実施したマインド関連の項目のうち、
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「期待や希望を感じることがあった」、「心が癒されることがあった」のポジティブ平均と、
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「心配することがあった」、「つまらないと感じることがあった」のネガティブ平均について、2021年1月から2022年1月までの1年間の推移をみていきます。
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※GIA(Gallup International Association)
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WIN(Worldwide Independent Network Of Market Research)
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<1週間の気持ちの推移>
コロナ新規感染者数は2022年2月1日公表値から引用して集計 - (出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html)
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<1月~3月>
2021年1月中旬から3月にかけて新型コロナ新規感染者数が減少するに伴って、ネガティブ率は29.8%から最小で23.3%まで下落しました。一方で、ポジティブ平均は16.9%から最大で20.1%まで上昇しました。該当期間中、ネガティブ平均はポジティブ平均を常に上回っておりましたが、3月下旬に2項目の差は縮まり、3ポイント差までになりました。
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<4月~5月中旬>
4月から5月にかけて新規感染者数が再び増加し始めると、5月中旬にネガティブ平均が29.7%と、1月中旬の水準に戻りました。一方で、ポジティブ平均はあまり変動しませんでした。
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<7月末~9月上旬>
新規感染者数が急増した第5波の時期は、ポジティブ平均に目立った変動はみられませんでしたが、ネガティブ平均は8/4 24.4%→8/25 30.4%と6ポイント増加しました。
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<9月中旬~12月>
9月中旬から12月末は、新規感染者数が激減し、しばらくの間安定した時期となり、この間、ネガティブ平均は減少傾向(9月中旬26.7%→12月上旬22.0%)、ポジティブ平均は増加傾向(9月中旬 18.6%→12月初め 21.3%)でした。また、12月初めには、ネガティブ平均(22.3%)とポジティブ平均(21.3%)の差は、1ポイントまで縮まりました。
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<1月>
2022年の1月から新規感染者数が再度急増し、過去最高値を記録しました。1カ月でネガティブ平均(22.6%→26.5%)は4ポイント増加、ポジティブ平均(23.1%→16.2%)は7ポイント減少と大きな動きがみられました。
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NRCトラッキング調査の概要
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調査方法 : web調査
調査対象者: NRCサイバーパネル会員 全国20~69才男女 約1000人
割 付 : 男女×年代の同数回収目標
調査期間 : 2021年1月13日 ~ 2022年1月26日 毎週実施(合計55回)
調査機関 : 日本リサーチセンター
調査項目 : 1週間の行動実施率、1週間の心の満足感と気持ち、興味関心を持つもの
株式会社 日本リサーチセンター
担当:広報室