NRCレポート
アンケートで日本の未来は占えるか⁉ 「2022 近未来予想リサーチ」調査結果の発表第5弾:今年も日本製スパコンはトップを維持できるか?日本人ノーベル賞受賞者は何人?
公表日 2022年04月18日
「近未来予想リサーチ」第5弾は日本の科学技術や学術・文化に関連する予想
当社のアンケートモニターサイバーパネル会員が、2022年内に起きる10の出来事の結果をアンケートで予想した結果をご紹介した近未来予想リサーチのこれまでのレポートはいかがでしたでしょうか。
レポート第1弾:北京五輪での日本人選手のメダル獲得数についての予想⇒
レポート第3弾:新型コロナ国産ワクチンの接種開始と日本のコロナ禍の終息⇒
レポート第4弾:プロ野球日本シリーズと紅白歌合戦の勝者を予想⇒
レポート第5弾は日本の科学技術や学術・文化の未来を占うトピックとして、日本製スーパーコンピューターの性能ランキングと日本人のノーベル受賞者数に関する予想結果をご紹介します。
未来予想その7:日本のスパコンは性能トップを維持できるか
11月に発表されるスーパーコンピュータ処理性能ランキングの「TOP500(www.top500.org)」で、1位になるのは日本製のコンピュータだと思いますか。
理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピュータ「富岳」は、約半年ごとに発表される計算速度の世界ランキング「TOP500」で四期連続で1位を獲得しています。今年も6月と11月にランキングが発表される予定ですが、近未来予想リサーチでは後半の11月のランキングで、日本製のコンピュータが性能トップになれるかを予想しました。
日本製コンピュータが性能1位になるとの予想は男女共に6割超と、大方の予想は日本のスパコン技術の高さに信頼を寄せる結果となっています。ただし、年代別にみると少し気になる結果が出ています。40代以上の中高年層では6~7割が日本のスパコンが1位と予想しているのに対して、30代以下では1位予想は5割代に留まっており、若年層では中高年層ほど日本のスパコン技術への信頼が高くない事が窺える結果となっています。
スーパーコンピューターの性能ランキング(今年11月発表予定)
未来予想その8:日本人のノーベル賞受賞者数
今年は何人の日本人がノーベル賞を受賞すると思いますか(賞の部門は問わず)。
今世紀に入ってからノーベル賞を受賞した日本人は19人(受賞時に外国籍の方を含む)であり、現時点の年数で単純に割り戻すとほぼ毎年1人は受賞している事になります。今回近未来予想リサーチでは、今年日本人がノーベル賞を受賞出来るか否か(受賞するとしたら何人か)を予想しました。
男女ともほぼ半数の方が受賞者は「1人」と回答されており、最も多い予想となっていますが、「日本人の受賞者はいない」も男性では4割弱となっており、女性に比べて僅かながら男性からの悲観的な予想が多い結果となりました。また「日本人の受賞者はいない」は年代が上の世代ほど多い傾向がみられ、前述のスパコンとは逆の傾向を示しています。
ノーベル賞は科学技術系の物理学賞、化学賞、生理学・医学賞以外にも、文学賞や平和賞のように人類の文化や平和への貢献に対する分野の賞もあり、特にここ何年もの間、作家の村上春樹氏の文学賞受賞が取り沙汰されていますが、村上氏以外にも科学技術の分野で受賞を期待される日本人が複数いらっしゃるようです。
アルフレッド・ノーベルの遺言から設立されたノーベル賞は「人類のために最大たる貢献をした人々に授与」される世界的にも非常に名誉の高い賞ですが、今年10月に発表される受賞者の中に日本人の受賞があることを期待しつつ結果を見守りたいと思います。
日本人のノーベル賞受賞者は?
■アンケートで未来予想は可能か?
~アンケートの新たな可能性、近未来予想リサーチの楽しみ方~
昨年に引き続き今年の"近未来予想リサーチ"においても、1万6千人を超えるサイバーパネル会員の方々に10の出来事の予想をアンケート形式で回答していただきました。
予想を楽しみながら(かつ真剣に)参加していただく為に、全問正解された方には10万ポイント分の謝礼進呈することをお約束しました(※全問正解者が複数人の場合は10万ポイントを「山分け」進呈、全問正解者不在の場合は最多正解者で「山分け」進呈するルールです)。
近未来予想リサーチの結果はサイバーパネル会員の皆さまの集合知と言えるものかもしれません。実際の未来と今回の予想結果がどの程度正解するのか、調査を行った私たちも結果が待ち遠しいです。
今回の第5弾レポートでは、日本の科学技術や学術・文化に関連する予想の結果についてお知らせしました。残りの2つの予想についても近々レポートをリリースする予定ですので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
(※本アンケート参加者の構成比は、女性より男性が多く、年代では50代以上が半数以上を占めています。
その結果、男女別での予想結果(比率)についても50代以上の中高年層の意見が多く反映されています。)
■2021近未来予想リサーチの結果まとめ
今年の年始に2021近未来予想リサーチの「結果の答え合わせ」と、全問正解者数を発表しておりますので、こちらも合わせてお楽しみください。
■サイバーパネル会員へのエントリー
当社では今後もアンケート調査の新たな可能性を探るべく、近未来予想リサーチのような自主調査を積極的に行ってまいります。サイバーパネルでのアンケートに参加されたい方は、是非この機会にモニター登録をお願いします。
調査概要
調査方法
インターネット調査
調査対象
サイバーパネル会員(全国の15才以上男女)
回答数
16,545名
調査時期
2022年1月17日(月)~2月2日(水)
"未来予想"結果の答え合わせ
2023年1月初旬に出来事の結果と照らして最多正解者を確定します。
株式会社 日本リサーチセンター
担当:広報室
お問い合わせメール information@nrc.co.jp