NRCレポート

「エンド・オブ・イヤーサーベイ 2022:
2023年の見通し、景況感、幸福感」
~35カ国・地域グローバル調査~

GIA 国際世論調査
WIN/GIA グローバル

公表日 2023年01月30日

株式会社日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 杉原領治)が加盟している ギャラップ・インターナショナル・アソシエーション(GIA)では、2022年10月から12月にかけて世界35カ国と地域の人々を対象に国際世論調査「エンド・オブ・イヤー サーベイ」を実施しました。
 この度、その調査結果がリリースされましたので、日本の時系列データを加えて、日本版レポートを発表いたします。ご高覧いただければ幸いです。

主な調査項目

  • 1.2023年は良い年になる?
  • 2.2023年の景気は良くなる?
  • 3.あなたの人生は幸せ?

調査結果の要約

  • 1.2023年は良い年になる?

  •  
  • ●2023年が2022年より良くなるかどうか質問した結果は、日本では、「変わらない」と答えた割合が40%で最も多く、「良くなる」が22%、「悪くなる」が18%、「わからない」が20%。
  • ●35カ国・地域平均では、「悪くなる」と答えた割合が34%で最も多く、「良くなる」が31%、「変わらない」が27%、「わからない」が8%。
  • ●2023年が2022年より「良くなる」と「悪くなる」と答えた割合の差の大きい順に並べてみると、日本は、ルーマニア、スイスと同率で35カ国・地域中15位と中程度に楽観的。楽観的な上位3カ国は、ナイジェリア、パキスタン、カザフスタンの順。一方、悲観的な下位3カ国は、ポーランド、チェコ、セルビア。
  • ●日本の結果を時系列で比べてみると、2022年調査では、2021年調査と比較して「良くなる」の回答が13ポイント減、「悪くなる」の回答は11ポイント増。2022年調査では、「悪くなる」の回答がコロナ禍が始まった2020年と並び、2016年以降で最も高い水準。
  •  
  • 2.2023年の景気は良くなる?

  •  
  • ●自国の2023年の景気が2022年より良くなるかどうか質問したところ、35カ国・地域平均では「景気は悪くなる」 が48%で最も多い。日本でも「景気が悪くなる」が43%で最も多い。
  • ●2023年が2022年より「良くなる」と「悪くなる」と答えた割合の差の大きい順に並べてみると、日本は35カ国・地域中18位。上位はナイジェリア、パキスタン、フィリピンの順。一方、下位3カ国は、ポーランド、セルビア、オーストリア。
  • ●日本の結果を時系列で比べてみると、2022年調査では、前回2021年調査の結果と比較して「景気は良くなる」は21ポイント減。 一方、「景気は悪くなる」は28ポイント増加し、 2016年、2017年の結果と比べても、高い比率となっている。
  •  

  • 3.あなたの人生は幸せ?

  •  

  • ●35カ国・地域平均では、『幸せ』と答えた割合は54%。日本では、『幸せ』と答えた割合は6割を超え、35カ国・地域平均よりも多い。また、『不幸せ』(「とても不幸せ」と「不幸せ」の計)と答えた割合は3%にとどまり、35カ国・地域平均と比較して少ない。
  • ●自分の人生が『幸せ』と『不幸せ』と答えた割合の差の大きい順に並べてみると、日本は35カ国・地域中4位。 上位3カ国は、フィリピン、メキシコ、マレーシアの順。一方、下位3カ国・地域は、トルコ、モルドバ、アルゼンチン。
  • ●日本の結果を時系列で比べてみると、幸福感については、2022年の調査結果は、前回2021年の調査結果と比較して5ポイント減だが、6割は維持。コロナ禍が続く中、日本では個人の幸福感は、維持されている模様。

調査概要

調査対象
 世界35カ国・地域
有効回収数
 35,664人(サンプル)
調査期間
 2022年10月~12月

詳細は、下記PDFファイルをご参照ください。

2022年EOY日本版レポート_0130.pdf

◆GIA(ギャラップ・インターナショナル・アソシエーション)とは

お問い合わせ窓口

株式会社日本リサーチセンター
担当:広報室
お問い合わせ専用Eメール information@nrc.co.jp

お問い合わせ