NRCレポート

将来の介護に関する調査 ①
~将来、自身の介護を誰に頼みたいか~

(2023年3月調査)
生活・ライフスタイル

公表日 2023年04月11日

日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:杉原 領治)は、1960年に設立された民間の調査研究機関であり、民間企業および官公庁、大学をはじめとする学術機関などの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。 

このたび、当社の自主調査として、「将来の介護に関する調査」を企画・実施しました。

全国の40歳~64歳の男女を対象に、①将来、自身の介護を誰に頼みたいか、②将来、配偶者の介護を誰に頼みたいか

と、その理由を尋ねました。これらの調査結果を、2回に分けてご紹介します。



    【①将来、自身の介護を誰に頼みたいかの調査結果サマリー】

課題:自身の介護を頼みたいと思う先に、違いがあるのではないか

 (男性は配偶者に頼みたい、女性はヘルパーに頼みたい)

⇒結果は、男性は「特にない」(38.7%)が最も高く、「配偶者」(22.7%)に頼みたいも、女性(14.6%)よりも高い。

女性は「ヘルパーなど介護サービスの人」(53.2%)に頼みたいが最も高く男性(31.6%)よりも高い。





    【調査結果詳細】

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全体で見ると、

▶「ヘルパーなど介護サービスの人」(42.3%)が4割を超えて最も高く、以下「配偶者」(18.7%)、

 「子」(4.5%)の順となっている。

▶「特にない」は31.2%だった。



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性年代別見ると、

▶男性は「特にない」(38.7%)が最も高く、女性(23.5%)よりも高い。 また、「配偶者」(22.7%)も、女性(14.6%)よりも高い。

▶女性は「ヘルパーなど介護サービスの人」(53.2%)が最も高く、男性(31.6%)よりも高い。

▶年代が高いほど、「配偶者」が高い傾向にある。

婚姻状況で見ると、

▶結婚したことがない者は「特にない」(50.9%)が、配偶者がいる者(21.2%)、配偶者とは離婚している者(37.9%)よりも高い。

▶配偶者がいる者は「配偶者」(29.4%)が、結婚したことがない者(1.3%)、配偶者とは離婚している者(0.9%)よりも高い。

▶配偶者とは離婚している者は「ヘルパーなど介護サービスの人」(51.7%)が、結婚したことがない者(40.5%)、配偶者がいる者(42.1%)よりも高い。



スライド③.png

全体で見ると、

▶「家族だと気心が知れているため」(59.6%)が最も高く、以下「家族の者だけで十分な介護ができると思うため」(20.7%)、「他人の世話になるのはいやなため」(19.7%)などの順となっている。

性別で見ると、

▶男性は、「家族だと気心が知れているため」(64.4%)と、「家族の者だけで十分な介護ができると思うため」(25.3%)が女性(それぞれ53.4%、14.6%)よりも高い。

    ※婚姻状況別は、「結婚したことがない」、「配偶者とは離婚している」、「配偶者とは死別している」が50サンプル未満と比較が難しいため、コメントはしない。



スライド④.png

全体で見ると、

▶「家族の肉体的負担を減らすため」(63.9%)が最も高く、以下「家族の精神的負担を減らすため」(59.8%)、

「家族に気がねしたくないため」(39.6%)などの順となっている。

性別で見ると、

▶女性は、「家族の精神的負担を減らすため」(63.8%)、「家族に気がねしたくないため」(44.0%)、「家族の世話になるのはいやなため」(34.0%)、「家族が、自分の介護に十分な時間をとれないため」(16.8%)が

男性(それぞれ53.1%、32.6%、21.3%、10.5%)よりも高い。

婚姻状況で見ると、

▶配偶者がいる者は「家族の肉体的負担を減らすため」(80.0%)が、結婚したことがない者(31.6%)、配偶者とは離婚している者(53.3%)よりも高く、また、「家族の精神的負担を減らすため」(76.0%)も、結婚したことがない者(25.9%)、配偶者とは離婚している者(53.3%)よりも高い。





調査概要
調査方法
 インターネット調査
調査対象
 当社アンケートモニターのサイバーパネル会員(全国の男女40〜64歳)
有効回収数
 1,611人(サンプル)
 ※2022年1月1日住基(日本人)を基に人口とエリアで割付
調査期間
 2023年2月17日~2月24日



※インターネット調査についてや、調査の見積依頼等はこちらをご覧ください。

【インターネット調査/ネットワークパネル】



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