NRCレポート

WEB調査の特徴と、訪問調査との併用メリットについて

WEB調査と訪問調査の併用のご提案
メディア 情報機器

公表日 2023年06月23日

WEB調査結果を有効活用するために、WEB調査の特徴を理解することが必要不可欠です。

その理由となる背景、WEB調査の効果的活用法をご紹介します。

●詳細レポートは下記よりご覧いただけます。

【WEB調査・訪問調査の併用】活用方法のご提案2023年.pdf

【WEB調査の特徴と背景】

●回答者は、インターネット上でアンケートを回答しているため、インターネットリテラシーが高い傾向にある。

そのため、ネット関連の質問は、高齢層ほど実態と乖離する。

●アンケートモニターに登録に登録し、年1回以上WEBアンケートに回答している人は、日本全体の5.8%に留まる。

キャプチャ0.JPG

【WEB調査のデメリットの補う手法とは】

WEB調査は、対象者の絞り込み、スピード、コスト面で有効な手法です。

WEB調査をメリットを活かし、デメリットにおいては訪問調査(NOS※1)を併用することで

補うことができます。

(NOSの特長)

パネルモニターは使用しません(調査員が協力を依頼してアンケートを回収)。

WEB調査では、回収が難しい高齢層やインターネットを使っていない人

 実態や意識を分析するのにも有用な手法です。

③性年代構成を日本の人口構成比に合わせているため、全体結果は日本を代表する意見として、

 そのままご覧いただけます。

1 NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ/調査員による個別訪問留置調査)

●NOSの詳細はこちら: /solution/nos/index.html

【WEB調査と訪問調査の併用方法】

併用方法①

・訪問調査で「日本全体の市場」を把握。

WEB調査で「ターゲット」の詳細を深堀。

キャプチャ4.JPG

併用方法②

手もとにあるWEB調査結果を、訪問調査(NOS)のデータで補正。

WEB調査結果を日本全体の市場の数値に近づける。

併用方法②の具体例)

①WEB調査のネットショッピング利用率が、訪問調査の分布に合うようにウェイト値(補正値)を算出。

②「ネットショッピング」から算出したウェイト値を使用し、

 WEB調査の「電子マネー・キャッシュレス決済」の値を補正。

WEB調査の「電子マネー・キャッシュレス決済」を補正することで実態に近づきます!

~補正後のデータ~

キャプチャ7.JPG

※ウェイトバック集計によるデータ補正を実施するためには、WEB調査と訪問調査でキーとなる
 共通質問が必要になります。(下記は 「ネットショッピング利用率」を共通質問としている)

【自主調査のご紹介】

WEB調査の特徴を把握するため、同じ調査票をWEB調査と訪問調査で実施し、結果を比較しました。

■主な調査項目

~購買行動~

・ネットショッピング

・比較サイトで商品の比較や口コミを調べる

・電子マネー・キャッシュレス決済

・店頭で提示するポイントや電子クーポンの獲得や利用

~情報検索~

・電子版の新聞の閲読

・ニュースサイトの閲覧

・SNSの利用

~申請・申込・取引~

・電子政府・電子自治体の利用(電子申請、電子申告、電子届出)

・金融取引(インターネットバンキング、ネットトレード等)

・ネットでサービスの申し込み(チケット購入、旅行・ホテル・お店の予約や保険の申込など)

上記含め、30項目で比較しております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

■調査結果の一部ご紹介

6項目のWEB調査と訪問調査の比較結果では、高齢層ほどWEB調査が訪問調査(NOS)を大幅に上回り、

一般的な高齢者よりインターネット上での行動が積極的であることがわかります。

【左:ネットショッピング】【右:電子マネー・キャッシュレス決済】

・ネットショッピング利用率、電子マネー・キャッシュレス決済は、

 高齢層ほどWEB調査が訪問調査(NOS)を大幅に上回る。

キャプチャ1.JPG

【左:ネット上での金融取引】【右:電子政府・電子自治体の利用】

・インターネット上での情報入手、金融取引、申請・届出は、

 高齢層ほどWEB調査が訪問調査(NOS)を大幅に上回る。

キャプチャ3.JPG

【左:ニュースサイトの閲覧】【右:電子版の新聞の閲読】

キャプチャ2.JPG

【調査概要】

WEB調査

・調査方法:モニターに対するWEB調査

・調査対象:全国の1579歳の男女個人 2,400

・調査期間:2023417日~2023420

NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)

・調査方法:調査員による個別訪問留置調査

・調査対象:全国の1579歳の男女個人 2,400人(2回実施し、データを合算)

・調査期間:

 20232月調査(2023129日~211日)

 20234月調査(2023331日~413日) 

●詳細レポートは下記よりご覧いただけます。

【WEB調査・訪問調査の併用】活用方法のご提案2023年.pdf

●ご依頼・ご相談は、ホームページの「お問い合わせ」よりご連絡ください。

(担当:マーケティング事業開発部 永野/nrc_mbd@nrc.co.jp)

---------------------------------------------------------------------------------------------------

株式会社日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 杉原領治)は、

市場調査、世論調査、海外調査を数多く手がけております。

----------------------------------------------------------------------------------------------------

《引⽤・転載時のお願い》

本レポートの外部への引用・転載の際は、下記連絡先にメールにて掲載のご連絡をお願い致します。

連絡先:日本リサーチセンター広報室(information@nrc.co.jp

担当:マーケティング事業開発部 永野

掲載では必ず当社クレジットを明記していただき、調査結果のグラフ・表をご利用の場合も、

データ部分に当社クレジットの掲載をお願い致します。

お問い合わせ窓口

株式会社 日本リサーチセンター
担当:マーケティング事業開発部 永野(ナガノ)

お問い合わせ