NRCレポート

日本リサーチセンター（本社：東京都墨田区、代表取締役社長：杉原 領治）は、1960年に設立された民間の調査研究機関であり、民間企業および官公庁、大学をはじめとする学術機関などの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

　WIN（Worldwide Independent Network Of Market Research）

今回は、ChatGPTを抜き史上最速、利用者が5日で1億人を突破して話題になっているMeta社（旧Facebook社）新SNS 「Threads」の 日本国内での利用意向に関する調査結果をご紹介します。

本調査は、「NRC デイリー・トラッキング調査」に質問を追加して、2023年7月5日~12日、全国20-69才男女1,108人に、webで実施しました。質問内容は、似ていると言われているTwitterと比較する形式で、新SNS（Threads）の今後利用意向に注目してみました。

（なお、Threadsは本調査実施期間中の7月6日からサービスが開始されました）

（１）Meta社（旧Facebook社）の新SNSを利用してみたいか？

20-69歳男女全体でみると、「新しいSNSを利用してみたい」比率（すぐに利用してみたい+様子をみてから利用してみたいの計）は36%で、「利用したいとは思わない」(38%)を少し下回っています。また、「すぐに利用してみたい」は6%と低く、まだ新SNSの利用意向は高くはないと言えます。

しかし、男性の場合「新しいSNSを利用してみたい」比率が20~50代の各年代で全体(36%)を上回っています。

そして、男女ともに20代では「新しいSNSを利用してみたい」比率が（男性67%、女性56%）と高く、「すぐに利用してみたい」と答えた比率も20代で他の年代より高いことから、若い年代で積極的にトライアルする人が多くなると推測されます。

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  新SNS （Threads） の利用意向

• Q.Meta社（旧Facebook社）が、Twitterと同じような機能を持つ新しいSNSを開発し、いまからサービス開始した場合、あなたは利用してみたいと思いますか？（ひとつだけ）

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（２）Twitterから切り替えるか？

全体では「Twitterから新しいSNSに切り替えて利用したい」が5％、「新しいSNSよりもTwitterを使い続けたい」が11％となっています。「どちらも同じくらい利用したい」は17%ありますが、2つの比較では「新SNS」よりも「Twitter」を利用したいの方が多いという結果でした。

男女年代別では、いずれの層も「Twitterから新しいSNSに切り替えて利用したい」は、「新しいSNSよりもTwitterを使い続けたい」を下回っています。先の質問では、若年層で新SNSの利用意向が高い傾向でしたが、本質問では、若年層であっても「Twitter」からのスイッチは少なく、しばらくの間は「どちらも同じくらい利用したい」という併用からスタートすることが推察されます。

新SNS （Threads） とTwitter

Q.その新しいSNSを利用してTwitterとほぼ同じだとわかった場合、どのようにされたいですか？（ひとつだけ）

NRCデイリー・トラッキング調査の概要