NRCレポート

日本リサーチセンター（本社：東京都墨田区、代表取締役社長：杉原 領治）は、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。

また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

　WIN（Worldwide Independent Network of Market Research）

今回は「NRC デイリー・トラッキング調査」から「SNS等の利用・閲覧」について質問した結果をご紹介します。

全国20～69才男女に、前回（昨年8月末）と今回（今年2月末）の2回、同じ質問内容で調査を実施しました。

「LINE」、「X」、「Instagram」などのSNSや「eメール」の中で、ほぼ毎日利用・閲覧しているもの、またそのうち最もよく利用しているものはどれかを調べてみました。

ほぼ毎日利用（MA） と 最もよく利用（SA）しているもの

～全体と男女年代別～　

・2024年2月末に実施した調査の結果です。20～69才全体でみると、以下8種の中で最も多いのはMA、SAともに「LINE」でした。「LINE」はほぼ毎日利用・閲覧するという人が62%と半数を超えており、最頻利用率も27%あります。

・MA利用は、次いで「YouTube」、「eメール」、「X」、「Instagram」と続きますが、最頻利用では「YouTube」、「X」、「eメール」、「Instagram」の順となっています。「Facebook」、「TikTok」、「Threads」はMAで15～3%、SAでは2%以下でした。

・一方、「いずれもあてはまらない」が12%と、これら8種をいずれも毎日は利用していないという人が約1割ありました。

・男女年代別の利用状況は以下の通り。

・MA利用率をみると、「LINE」はどの層も約5割以上で、男女年代に限定されず幅広く利用されているのがわかります。「YouTube」は20代～50代男性と20代女性で、「Instagram」は20代と30代女性で5割以上、また、「eメール」は50代と60代男性で6割以上あります。

・「X」は若い人ほど利用率が高く、20代男性は65%、20代女性は79%の人がほぼ毎日利用しています。

・最頻利用（SA）をみると、20代男女は「X」、30代男性は「YouTube」、50代男性は「eメール」、60代男性と40～60代女性は「LINE」が最多ですが、40代男性では「X」、「LINE」、「YouTube」、30代女性では「LINE」、「X」、「Instagram」の各3つが拮抗しています。

最もよく利用しているもの

～前回との比較～

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• ・男女年代別に最頻利用率の変化をみてみましょう。

  ・男性の20代、40代、60代は「X」が増えて「YouTube」が減少しました。

  ・20代女性は「X」が増えて「Instagram」が減りましたが、反対に、30代女性は「Instagram」が増加して「X」がやや減少しています。

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調査の概要

＜NRCデイリー・トラッキング調査＞

調査実施時期

　　前回：2023年8月30日～9月6日

　　今回：2024年2月28日～3月6日　

質問内容　　　

　　ＳＮＳ等について

　　問1：次の中で、あなたがほぼ毎日「利用」または「閲覧」しているものをすべてお知らせください。

　（いくつでも）

　　問2：このうち最もよく「利用・閲覧」しているものはどれですか？（1つだけ）