NRCレポート

第11回 NRC全国キャラクター調査
Part1:ご当地・企業・イベントキャラクター
①2024年7月調査結果

エンターテイメント ナレッジ・レポート

公表日 2024年10月03日

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      日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:杉原領治)は、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。

      また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

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    • ※GIA (Gallup International Association)

       WIN (Worldwide Independent Network of Market Research)

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    • 当社自主企画のNRC全国キャラクター調査2014年から開始して今年で11年目となる時系列調査です。第11回となる今回は、2024年7月に合計61種のキャラクターを4グループに分けて認知率と好感率を調べました。

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    • <本調査の特長は>

      ・日本全国15~79才と幅広い年代層を対象にしたキャラクター調査

      ・webパネルでなく、一般生活者からサンプリングした訪問留置調査

      ・2014年から開始して2024年は11回目となる時系列調査

      です。

      日本人のキャラクター浸透度を把握するデータとしてご活用いただければ幸いです。 

       

      <本レポートでは>

      以下の4グループごとに全国15~79才全体と属性別の結果、さらに時系列分析として過去調査との比較をご紹介します。 

    • グループ1:ご当地・企業・イベント関連のマスコット、キャラクター(17種)

      グループ2:ゲーム・Vチューバ―のキャラクター(13種)

      グループ3:マンガ・アニメのキャラクター(15種)

      グループ4:上記以外の有名キャラクター(16種)

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    • <2024年:全体

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    • 2024年調査では合計61のキャラクターを4つのグループに分けて提示し、それぞれ認知と好感を質問しました。

      (キャラクターはすべて名前のみで、イラストや写真は提示しておりません) 

       

      グループ1はご当地キャラクター、企業やイベントマスコット関連の以下の17種です。

      この中で知っているもの、好きなものをすべて選択してもらいました。  

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    • 認知率

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      • ・15~79才全体では「くまモン」と「ふなっしー」の認知率が9割を超えていました。 

         

        ・次いで「ガチャピン&ムック」「ペコちゃん、ポコちゃん」が8割台、「チコちゃん」「ヤン坊マー坊」「せんとくん」「ひこにゃん」「アフラックダック」が7割台と続きます。

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      • ・上記以外のご当地キャラクターでは「ねば~る君」「ぐんまちゃん」が5割前後ですが、「メロン熊」「ふっかちゃん」「みきゃん」は2割台とやや低めでした。 

         

        ・またEXPO2025(大阪・関西万博)公式キャラクターの「ミャクミャク」の認知率は45%でした。

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      • ・2024年パリオリンピック・パラリンピックのマスコット「フリージュ」は、大会直前の7月時点でも11%と低い結果でした。

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    • 好感率

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    • ・次に好感率の15~79才全体結果です。 

       

      ・以下の17キャラクター内では「くまモン」が32%と最も高く、次いで「ふなっしー」が22%でした。

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    • ・さらに「ペコちゃん、ポコちゃん」「チコちゃん」「ガチャピン&ムック」が16~19%と続き、認知と好感の上位5位内は同じでした。 

       

      ・EXPO2025の「ミャクミャク」では認知率は45%ありましたが、好感率は4%と低い結果でした。

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      ・オリンピック・パラリンピックの「フリージュ」は認知率11%、好感率4%ともに低く、パリオリンピック開催直前でもキャラクター名が浸透していなかったようです。 
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  • <2024年:属性別


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    • 認知率 

       

      ・年代別でみると、企業キャラクターの「ヤン坊マー坊」は50代以上、「アフラックダック」は40代50代、「お買いものパンダ」は30代~50代で認知率が高い傾向です。  

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    • ・ご当地キャラクターでは「ねば~る君」は15~19才で7割超、「ぐんまちゃん」は30代40代で6割台、「メロン熊」は20代で4割近くと高くなっています。
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    • ・男女別では「チコちゃん」「ぐんまちゃん」「お買いものパンダ」は認知率に差が目立ち、女性の方が高いです。 

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      ・ご当地キャラクターについてはエリア別の認知率も確認してみましょう。 

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    • ・「くまモン」と「ふなっしー」はどれも9割以上と高くエリア差がみられませんが、それ以外のキャラクターではご当地での認知率が高くなる傾向がありました。特に「ひこにゃん」「ぐんまちゃん」「メロン熊」「ふっかちゃん」は、ご当地では全体(全国)より10ポイント超も高くなっています。 

       

      ・また、EXPO2025の「ミャクミャク」は全国認知は45%ですが、近畿エリアでは74%と30ポイント近くも差がありました。

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    • ※エリアは「北海道・東北」「関東・甲信」「中部・北陸」「近畿」「中国・四国・九州」の5地域に分けて集計しています。 
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    • 好感率 

       
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      ・次に好感率の違いを年代別にみると、「くまモン」は60代70代で4割弱と高いのが目立ちます。  

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    • ・また「ヤン坊マー坊」は70代、「ペコちゃん、ポコちゃん」は60代、「チコちゃん」は50代60代、「ガチャピン&ムック」は40代で2割弱~3割弱と高くなっています。
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    • ・男女別では「ペコちゃん、ポコちゃん」は男性より女性で好感率が高いです。 

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      ・ご当地キャラクターについてはエリア別の好感率も確認してみました。 

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    • ・「くまモン」は中国・四国・九州で39%、「ひこにゃん」は近畿で27%と、それぞれ全体(全国)より高くなっていました。 

       

      ・「メロン熊」も全国では3%でしたが、北海道・東北では9%まで上がっています。

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    • ・それ以外のご当地キャラクターでは全国との差は大きくないものの、比率がやや高まる傾向がみられます。
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    • ・ご当地エリアにおいては、認知率だけでなく好感率も高くなるご当地キャラクターが多いようで、全国よりも地元で活躍してその存在感が強いことがうかがえます。

         

     

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      調査概要

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      調査方法

    •  NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)  

    •  調査員による個別訪問留置調査 

    • 調査対象
    •  全国の15〜79歳男女個人 1,200人  
    •  ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
    • 調査期間
    •  第11回:2024年7月14日~27日
    •  ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年~2023年は12月に実施
    • 質問内容
    •  提示したご当地キャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)  
    •  ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし
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    • ※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。

       アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。

       日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。

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