NRCレポート

第11回 NRC全国キャラクター調査
Part2:ゲーム・Vチューバーのキャラクター

エンターテイメント ナレッジ・レポート

公表日 2024年10月18日

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      日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:杉原領治)は、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。

      また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

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    • ※GIA (Gallup International Association)

       WIN (Worldwide Independent Network of Market Research)

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    • 当社自主企画のNRC全国キャラクター調査は2014年から毎年実施している時系列調査です。第11回となる今回は、2024年7月に合計61種のキャラクターを4グループに分けて認知率と好感率を調べました。

      • (キャラクターはすべて名前のみで、イラストや写真は提示しておりません)

         

    • <本調査の特長は>

      ・日本全国15~79才と幅広い年代層を対象にしたキャラクター調査

      ・webパネルでなく、一般生活者からサンプリングした訪問留置調査

      ・2014年から開始して2024年は11回目となる時系列調査

      です。

      日本人のキャラクター浸透度を把握するデータとしてご活用いただければ幸いです。

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    • <2024年:全体

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    • グループ2では、ゲームやVチューバ―等のキャラクター13種を提示し、この中で知っているもの、好きなものをすべて選択してもらいました。  

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    • 認知率

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      • ・15~79才全体では「ポケットモンスター(以下:ポケモン)」と「スーパーマリオブラザーズ」の認知率が9割を超えていました。 

         

        ・「ドラゴンクエスト」「星のカービィ」は7割台、「初音ミク」「どうぶつの森」は約6割、「ファイナルファンタジー」「ストリートファイター」は5割台、「ゼルダの伝説」「モンスターハンター」「スプラトゥーン」は4割台でした。

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      • ・Vチューバ―については「宝鐘マリン」「がうる・ぐら」は約1割と認知率が低めでした。

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    • 好感率

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    • ・好感率については「ポケモン」と「スーパーマリオブラザーズ」が3割弱で、この13種内では最も高い結果でした。 

       

      ・次いで「星のカービィ」「どうぶつの森」「ドラゴンクエスト」が1割台で続いています。

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    • ・「初音ミク」「宝鐘マリン」「がうる・ぐら」などのボーカロイドやVチューバ―の好感率は5%以下と高くはありません。 

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  • <2024年:属性別


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    • 認知率 

       

      ・年代別にみると、いずれのキャラクターも40代以下で高くなる傾向がありますが、「ポケモン」と「スーパーマリオブラザーズ」は70代の高齢層でも7割以上の認知率がありました。  

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    • ・「ドラゴンクエスト」と「星のカービィ」は40代以下で9割以上、「初音ミク」と「どうぶつの森」は20代以下で8割以上、「ファイナルファンタジー」「ストリートファイター」は30代~40代で7割半ばと認知率が高いです。
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    • ・「宝鐘マリン」と「がうる・ぐら」は全体では約1割でしたが、20代以下では30~41%、24~29%と認知率が上がっています。 
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      ・男女別では、「ファイナルファンタジー」「ストリートファイター」「ゼルダの伝説」「モンスターハンター」は男性の方が認知率が高くなっています。 

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    • 好感率 

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      ・年代別に好感率の違いをみると、「ポケモン」「星のカービィ」は30代以下で高くなっています。  

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    • ・また「スーパーマリオブラザーズ」は40代、「どうぶつの森」は20代、「ドラゴンクエスト」は40代でそれぞれ最も高いです。
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    • ・男女別では「どうぶつの森」は女性の方が、「ドラゴンクエスト」は男性の方が好感率が高くなっていました。

         

     

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      • <時系列

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      • 認知率

         
        • ・2014年と2024年との2期比較で、時系列の動きをみてみましょう(「どうぶつの森」は2017年との比較)。 

           

          ・以下10種のキャラクターについては、いずれも2024年は認知率が増加していました。

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        • ・「ドラゴンクエスト」「星のカービィ」は2014年:約6割→2024年:7割後半まで上がりました。 

           

          ・「初音ミク」「どうぶつの森」「ファイナルファンタジー」 「ストリートファイター」は2014年(「どうぶつの森」は2017年)は3割~4割台でしたが、2024年には10ポイント以上増加して認知率が5割を超えました。

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      • 好感率

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        • ・次は、好感率の過去比較です。 

           

          ・「ポケモン」と「スーパーマリオブラザーズ」は2014年から10ポイント以上増加し、2024年は28%、27%まで上昇しました。

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          • ・「星のカービィ」「どうぶつの森」も10ポイントほど増えて、好感率が1割半ばとなっています。
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          • ・「ドラゴンクエスト」「ゼルダの伝説」「ストリートファイター」も3~4ポイント増加しています。
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          調査概要

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          調査方法

        •  NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)  

        •  調査員による個別訪問留置調査 

        • 調査対象
        •  全国の15〜79才男女個人 1,200人  
        •  ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
        • 調査期間
        •  第11回:2024年7月14日~27日
        •  ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年~2023年は12月に実施
        • 質問内容
        •  提示したキャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)  
        •  ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし
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        • ※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。

           アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。

           日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。

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        • 《引⽤・転載時のお願い》

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          本レポートの引用・転載につきましては、下記連絡先までご連絡をお願い致します。

          また、掲載時には当社クレジットを明記いただき、調査結果のグラフ・表をご利用の場合も、データ部分に当社クレジットの記載をお願い致します。

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