NRCレポート
第11回 NRC全国キャラクター調査
Part4:日本と海外の有名キャラクター
公表日 2024年11月01日
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日本リサーチセンターは、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。
また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。
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※GIA (Gallup International Association)
WIN (Worldwide Independent Network of Market Research)
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当社自主企画の「NRC全国キャラクター調査」は2014年から毎年実施している時系列調査です。第11回となる今回は、2024年7月に合計61種のキャラクターを4グループに分けて認知率と好感率を調べました。
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(キャラクターはすべて名前のみで、イラストや写真は提示しておりません)
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<本調査の特長は>
・日本全国15~79才と幅広い年代層を対象にしたキャラクター調査
・webパネルでなく、一般生活者からサンプリングした訪問留置調査
・2014年から開始して2024年は11回目となる時系列調査
です。
日本人のキャラクター浸透度を把握するデータとしてご活用いただければ幸いです。
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<2024年:全体>
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グループ4では、サンリオやディズニーなどのキャラクターを16種提示し、この中で知っているもの、好きなものをすべて選択してもらいました。
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認知率
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・15~79才全体でみると、「ハローキティ」「くまのプーさん」「ムーミン」「トムとジェリー」は9割を超え、また「SNOOPY」89%も9割弱と高い認知率でした。
・次いで「ミッキー&フレンズ」80%、「ミッフィー」79%が高く、「ミニオン」「リラックマ」は73~76%、「すみっコぐらし」「ちいかわ」「シナモロール」は63~67%と続きます。
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・また、「クロミ」「おぱんちゅうさぎ」は4割台、「ポチャッコ」は37%で、「mofusand」は11%という結果でした。
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好感率
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・15~79才全体でみた好感率は、高い順に「トムとジェリー」が25%、「ミッキー&フレンズ」と「くまのプーさん」が24%、「SNOOPY」が23%でした。
・次いで「ムーミン」20%、「ハローキティ」19%、「ミニオン」16%、「ミッフィー」15%と続いています。
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<2024年:属性別>
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認知率
・年代別の違いをみると、「ミッキー&フレンズ」は15~79才全体では80%の認知率でしたが、50代以下では88~97%と高くなっています。
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- ・同じく「ミッフィー」は全体79%→50代以下86~91%、「ミニオン」は全体76%→50代以下83~96%、「リラックマ」は全体73%→50代以下85~91%と、15才~19才から50代で認知率が高いのが目立っています。
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- ・「すみっコぐらし」は40代以下で8割超、「ちいかわ」と「シナモロール」は40代以下で7割超と高いです。
・「クロミ」と「おぱんちゅうさぎ」は全体では5割未満でしたが、40代以下だと5割または6割を超えています。
・「ポチャッコ」は全体では37%ですが、30代以下では6割前後と比較的高くなります。
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・「mofusand」は全体では11%と低いですが、30代以下の若年層では2割前後まで上がります。
・男女別の違いでは、「ミッキー&フレンズ」「ミッフィー」「リラックマ」「すみっコぐらし」「ちいかわ」「シナモロール」「クロミ」「おぱんちゅうさぎ」「ポチャッコ」は、女性の認知率が男性より高いのが目立っています。
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好感率
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・年代別の違いをみると、「SNOOPY」「ムーミン」「ハローキティ」は60代の好感率が最も高くなっています。
・「トムとジェリー」は15~19才、「ミニオン」は15~19才と40代、「ちいかわ」と「おぱんちゅうさぎ」は20代以下が高いです。
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・男女別の違いでは、以下16種のキャラクターではいずれも男性より女性の好感率が高いですが、特に「ハローキティ」で男女差が大きいのが目立ちます。
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<時系列>
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認知率
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・過去に調査したことがある以下12キャラクターについては、時系列の動きもみてみましょう。
・「ミッキー&フレンズ」以外の11キャラクターでは、認知率が増加していました。
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・特に「SNOOPY」は、2014年55%→2024年89%と大きく増加しました。
(ただし、キャラクター表記を2014年は「ピーナッツ(スヌーピー、ウッドストックなど)」、2024年は「SNOOPY(スヌーピー:ピーナッツ)」としたため、表記変更した影響が出ているかもしれません)
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- ・また「リラックマ」は2014年60%→2024年73%と10ポイント以上の増加、「すみっコぐらし」は2014年は8%と低かったのが、2024年は67%と7割近くまで上昇しました。
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・「ミニオン」は2017年から15ポイント増、「シナモロール」は2016年から22ポイント増、「ポチャッコ」は2020年から10ポイント増加しています。
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好感率
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・次は、好感率の過去比較です。
・「トムとジェリー」は2014年16%でしたが、2024年は25%に上がりました。
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- ・「SNOOPY」も、2014年13%→2024年23%と10ポイントのアップです。
(※表記変更した影響があるかもしれません) -
- ・「ミッフィー」は2014年11%→2024年15%、「すみっコぐらし」は2014年2%→2024年10%、「シナモロール」は2016年4%→2024年11%、「ポチャッコ」は2020年5%→2024年8%と、それぞれアップしました。
・一方、「ミッキー&フレンズ」は2014年29%→2024年24%と5ポイントダウンしています。
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調査概要
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調査方法
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NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)
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調査員による個別訪問留置調査
- 調査対象
- 全国の15〜79才男女個人 1,200人
- ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
- 調査期間
- 第11回:2024年7月14日~27日
- ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年~2023年は12月に実施
- 質問内容
- 提示したキャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)
- ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし
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※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。
アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。
日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。
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