NRCレポート
第11回 NRC全国キャラクター調査
Part5-2:男女/年代別分析
公表日 2024年11月12日
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日本リサーチセンターは、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。
また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。
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※GIA (Gallup International Association)
WIN (Worldwide Independent Network of Market Research)
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当社自主企画の「NRC全国キャラクター調査」は2014年から毎年実施している時系列調査です。第11回となる今回は、2024年7月に合計61種のキャラクターを4グループに分けて認知率と好感率を調べました。
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(キャラクターはすべて名前のみで、イラストや写真は提示しておりません)
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<本調査の特長は>
・日本全国15~79才と幅広い年代層を対象にしたキャラクター調査
・webパネルでなく、一般生活者からサンプリングした訪問留置調査
・2014年から開始して2024年は11回目となる時系列調査
です。
日本人のキャラクター浸透度を把握するデータとしてご活用いただければ幸いです。
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以下ではキャラクターの好感率について男女と年代の違いに注目してみました。
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<2024年:好感率(男女別)>
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・今回提示した61種の中で、男女の好感率の差が10(9.5)ポイント以上あるキャラクターが24種ありました。
- ・この24種のうち女性の方が好感率の高いキャラクターが19と多くなっています。特に「ハローキティ」「となりのトトロ」「それいけ!アンパンマン」「ミッフィー」「SNOOPY」は男女で20ポイント以上違っており、いずれも女性の好感率が男性より高いです。
- ・男性の方が高いのは、「ドラゴンボール」「ドラゴンクエスト」「ONE PIECE」「機動戦士ガンダム」「ファイナルファンタジー」で、10~14ポイント女性を上回っています。
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<2024年:好感率(年代別)>
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・年代別の違いについては、レンジが10ポイント以上あり、かつ最大値が20%以上のキャラクターに注目してみました(計24種ありました)。
・以下はグループごとに年代別の好感率を折れ線グラフにしたものです。
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- ・ご当地キャラクターの「くまモン」は、30代以下では好感率が24%と低くはないですが、60代以上になると39%とさらに高くなります。年代差が15ポイントもあり、高齢層でより人気が高いのが目立ちます。
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- ・「ペコちゃん、ポコちゃん」も若年より高齢層で高く、50代以上では2割を超えていますが、好感率の最大値は60代(29%)でした。
- ・「チコちゃん」は50代、60代(22%)、「ガチャピン&ムック」は40代(21%)が最大値となっています。
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- ・ゲームキャラクターでは、「ポケットモンスター」は70代では17%と2割未満ですが、40代~60代では2割台、20代30代では3割台、10代で4割台と若年層ほど好感率が高くなり、10代と70代の差が24ポイントと大きいです。
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- ・同様に、「星のカービィ」は15~19才(29%)、「どうぶつの森」は20代(29%)が好感率の最大値で、高齢層との差分が20ポイント超もあります。
- ・一方、「スーパーマリオブラザーズ」と「ドラゴンクエスト」は40代が最も高く(33%、21%)、中年層で好感率が高いのが特徴です。
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- ・マンガ・アニメでは、「ドラえもん」はどの年代層でも2割以上ですが、50代、60代は3割前後、70代は36%まで上がっています。
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- ・「それいけ!アンパンマン」と「ちびまる子ちゃん」はどちらも50代以上で高く、前者は70代(28%)、後者は60代(27%)で最も高くなっています。
- ・「ルパン三世」と「機動戦士ガンダム」は、50代の好感率が最大でした(31%、20%)。
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- ・「クレヨンしんちゃん」は15~19才で30%と最も高く、若年層で人気が高いです。
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- ・「名探偵コナン」は70代では17%ですが、60代以下では2割以上で、20代(31%)が最も高くなっています。
- ・「ドラゴンボール」は30代から60代で2割以上で、40代(28%)が最大値です。
- ・「鬼滅の刃」「ONE PIECE」は30代の好感率が最も高くなっていました(27%、30%)。
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- ・「ちいかわ」は20代以下では2割以上となり、15~19才(24%)で最も人気があります。
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- ・「ミッキー&フレンズ」は60代以下で2割超と幅広く人気がありますが、15~19才が29%と最大でした。
- ・「SNOOPY」と「ムーミン」はどちらも60代(30%、29%)が最大値となりますが、「SNOOPY」は30代から50代、「ムーミン」は50代でも2割以上あります。
- ・「ミニオン」は15~19才(29%)と40代(28%)の好感率が高くなっています。
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- ・ゲームキャラクターでは、「ポケットモンスター」は70代では17%と2割未満ですが、40代~60代では2割台、20代30代では3割台、10代で4割台と若年層ほど好感率が高くなり、10代と70代の差が24ポイントと大きいです。
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調査概要
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調査方法
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NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)
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調査員による個別訪問留置調査
- 調査対象
- 全国の15〜79才男女個人 1,200人
- ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
- 調査期間
- 第11回:2024年7月14日~27日
- ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年~2023年は12月に実施
- 質問内容
- 提示したキャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)
- ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし
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※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。
アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。
日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。
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