NRCレポート
【NRCデイリートラッキング】
不安率(10月~11月)
公表日 2024年12月16日
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日本リサーチセンターは、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。
また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。
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※GIA (Gallup International Association)
WIN (Worldwide Independent Network of Market Research)
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NRCデイリートラッキングは、2022年5月から毎日同じ質問項目でweb調査を実施して人々の行動や感情を分析しております。
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今回は「新型コロナウイルス」「国際情勢・戦争・紛争」「景気・経済」「治安・犯罪・詐欺」の4つの不安率について、10月から11月の週別推移をご紹介します。
また時系列比較として同時期の2022年、2023年の動きもみてみました。
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・不安率は、16項目を提示して「今、特に不安や心配に思っていること」を複数回答してもらった結果です。
・調査は毎日実施しておりましたが、ここでは週次に合算した結果で分析しています。
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「新型コロナウイルス」
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・2022年、2023年、2024年の3期について、10月から11月の不安率の週次推移をグラフ化しました。
- ・2022年は30~39%と高かったのですが、2023年は15~20%、さらに2024年は10~13%まで減少しています。
- ・「新型コロナウイルス」に対する人々の不安は年々低下して、今現在は落ち着いているようです。
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・2022年11月第2週では新型コロナウイルスへの不安率は39%まで上昇していましたが、その時に自由回答であがっていた主な意見です。
- ・再び感染者が増えつつあり、コロナの終息が見えないことを嘆く声が強いようでした。
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「国際情勢・戦争・紛争」
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- ・2022年は30~34%、2023年は23~30%、2024年は21~27%と、年々不安率が低下しています。
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・不安率の高かった2022年10月第3週の時にあがっていた自由回答です。
- ・ロシアのウクライナ侵攻、そして戦争の悪化を心配する声が多くあがっていました。
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「景気・経済」
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- ・2024年は31~38%で、2023年(33~37%)とほぼ同じくらいですが、2022年(36~43%)に比べると不安率は低下しているようです。
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・不安率の高かった2022年10月第4週にあがっていた意見です。
- ・円安と物価上昇に関する不満や心配の声が多く出ていました。
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「治安・犯罪・詐欺」
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- ・2022年は19~22%、2023年は20~23%と安定していましたが、2024年は10月第3週から不安率が上昇して3割前後で推移しています。
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- ・不安率の高かった2024年11月第1週をみると、闇バイトによる犯罪など治安が悪化していることを心配する声が多くあがっていました。
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調査概要
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- <NRCデイリートラッキング>
- 調査目的:人々の行動と感情について日々の変化をトラッキングする
- 調査方法:web調査
- 調査対象者:NRCサイバーパネル会員 全国20~69才男女 毎日(平均)約150人回収
- ・日本の人口構成比(エリア、男女、年代)に合わせてウエイト集計
- 調査期間:2022年5月17日からデイリーでトラッキング調査を実施中
- 調査機関:日本リサーチセンター(NRC)
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調査項目:
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・今、あなたが不安に思っていること(複数回答)
・今、あなたが気になっていること(自由回答)など -
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《引⽤・転載時のお願い》
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本レポートの引用・転載につきましては下記連絡先までご連絡をお願い致します。
また、掲載時には当社クレジットを明記いただき、調査結果のグラフ・表にも当社クレジットの記載をお願い致します。
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「NRCサイバーパネル」について
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本調査は、日本リサーチセンターの自社パネル「サイバーパネル」を利用しています。
サイバーパネル会員に興味のある方は、以下の「モニター募集ページ」をご覧になってください。
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株式会社 日本リサーチセンター
担当:営業企画本部 PJサポートチーム