NRCレポート
「エンド・オブ・イヤーサーベイ 2024:2025年の見通し、景況感、幸福感」~37カ国・地域グローバル調査~
公表日 2025年02月04日
株式会社日本リサーチセンター(本社:東京都中央区、代表取締役社長 杉原 領治)が加盟しているギャラップ・インターナショナル・アソシエーション(GIA)では、2024年10月から12月にかけて世界37の国と地域の人々を対象に国際世論調査「エンド・オブ・イヤーサーベイ」を実施しました。
この度、本調査の中から2025年の見通し、景況感、幸福感についての調査結果がリリースされましたので、日本版レポートを発表いたします。
ご高覧いただければ幸いです。
主な調査項目
- 1.2025年は良い年になる?
- 2.2025年の景気は良くなる?
- 3.あなたの人生は幸せ?
調査結果の要約
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1)2025年が2024年より「良くなる」は、37カ国・地域平均で41%、日本では22%
- ●2025年が2024年より良くなるかどうか質問した結果は、日本では、「変わらない」と答えた割合が41%で最も多く、「良くなる」が22%、「悪くなる」が26%、「わからない」が12%。
- ●37カ国・地域平均では、「良くなる」と答えた割合が41%で最も多く、「変わらない」が29%、「悪くなる」が24%、「わからない」が6%。
2025年が2024年より「良くなる」と「悪くなる」と答えた割合の差の大きい順に並べてみると、日本は、ドイツと同率で37カ国・地域中28位とやや悲観寄り。楽観的な上位3カ国は、サウジアラビア、バングラデシュ、中国の順。一方、悲観的な下位3カ国は、ボスニア・ヘルツェゴビナ、オーストリア、セルビア。 - ●本調査では、毎年年末(10~12月)に翌年は良い年になると思うかを質問している。調査手法が異なるため、時系列比較は参考値だが、日本では2004~24年末の21年間おおむね、「 (翌年は)変わらない」が最多で、リーマンショックの2008年末のみ、「 (翌年は)悪くなる」が最多。「(翌年は)良くなる」が「悪くなる」を上回る年が多いが、能登半島地震が発生した2024年末は、「(翌年は)悪くなる」が「良くなる」をわずかに上回った。前回「(翌年は)悪くなる」が「良くなる」を上回ったのは東日本大震災が発生した2011年末。
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2)2025年が2024年より「景気が悪くなる」が、36カ国・地域平均も日本も最多。*ロシアを除く36カ国・地域で質問
- ●自国の2025年の景気が2024年より良くなるかどうか質問したところ、36カ国・地域平均では「景気は悪くなる」 が35%で最も多い。
- ●2025年が2024年より「良くなる」と「悪くなる」と答えた割合の差の大きい順に並べてみると、日本は36カ国・地域中28位。
上位はサウジアラビア、中国、インドネシアの順。一方、下位3カ国は、オーストリア、ドイツ、ウクライナ。 - ●本調査では、毎年年末(10~12月)に翌年の景気は良くなると思うかを質問している。調査手法が異なるため、時系列比較は参考値だが、日本では2007年、08年、20年、22~24年末は「(翌年の)景気は悪くなる」が最多。それ以外の年は「(翌年は今年と)変わらない」が最多だが、2021年末のみ「変わらない」と「景気は良くなる」が同率で最多。
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3)自分の人生が『幸せ』(「とても幸せ」と「幸せ」の計)と感じる人は、37カ国・地域平均では58%、日本では43%
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- ●37カ国・地域平均では、『幸せ』と答えた割合は58%。日本では、『幸せ』と答えた割合は43%で、37カ国・地域平均よりも少ない。
また、『不幸せ』(「とても不幸せ」と「不幸せ」の計)と答えた割合は19%で、37カ国・地域平均と比較して多い。 - ●自分の人生が『幸せ』と『不幸せ』と答えた割合の差の大きい順に並べてみると、日本は37カ国・地域中33位。上位3カ国は、中国、インドネシア、メキシコの順。一方、下位3カ国・地域は、インド、ウクライナ、バングラデシュ。
調査概要
調査対象
世界37カ国・地域
有効回収数
37,338人(サンプル)
調査期間
2024年10月~12月
詳細は、下記PDFファイルをご参照ください。
<レポートPDFファイル>
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