NRCレポート

コミュニケーションに関する調査【Part3】
 ~どんなときに人と直接会いたいか、そして今後のコミュニケーションのあり方~

(2020年7月調査)
時事・トレンド

公表日 2020年08月25日

株式会社日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 鈴木稲博)は、市場調査、世論調査、海外調査を数多く手がけております。この度の自主調査では、新型コロナウイルスの影響で人との直接の接触が減った代わりに、オンライン上でのやり取りが急速に進みましたが、それでも人は人と直接会いたいのではないかなどの意識についてインターネット調査を使って調べました。その結果を3回に分けて報告をします。今回は最終の【Part3】。

主な調査項目

  • 1.人と直接会う機会は減ったか【Part1】
  • 2.オンライン上でのコミュニケーションは増えたか【Part1】
  • 3.オンライン上で人とコミュニケーションをとれていたか【Part2】
  • 4.現在、人と直接会うことについてどう思っているか【Part2】
  • 5.人と直接会いたくなる理由【Part3】
  • 6.今後、あなたが望むコミュニケーションのあり方【Part3】

Part1~Part3の調査結果の要約

withコロナにおける、【プライベート】での今後のコミュニケーションのあり方は、全体では「直接会うほうがよい計」が6割弱と「オンラインでよい計」の1割半ばを大きく上回った。
人と直接会うことは、話が進みやすく、相手の雰囲気や人柄がより伝わることなどに繋がることから、オンラインでコミュニケーションがとれても、人は人と直接会いたい気持ちがあることがわかった。nakayoshi_cats_couple.png



【Part3】調査結果の詳細

~どんなときに人と直接会いたいか、そして今後のコミュニケーションのあり方~

【結果詳細】 

あなたが、人と直接会いたい気持ちになる理由を尋ねたところ、全体では「話が進みやすいから」が49.9%と最も高い。次いで「相手の雰囲気、人柄がより伝わってくるから」が38.1%、「とりとめのないことや、ちょっとしたアイデアでも話がしやすいから」が26.0%と続く。
性別で見ると、女性の「相手の雰囲気、人柄がより伝わってくるから」が42.4%、「とりとめのないことや、ちょっとしたアイデアでも話がしやすいから」が29.6%と男性に比べて高い。
年代別で見ると、15~19才は「触れ合うことができるから」が29.1%、「よくわからないが会いたいから」が25.5%と全体と比べて高い。20代も含めて、「物理的なものを共有しやすいから」がそれぞれが20.9%と20.8%、「同じ場所にいられるから」が22.7%と18.4%で全体と比べて高い。50代は「とりとめのないことや、ちょっとしたアイデアでも話がしやすいから」と回答した人が32.7%と全体と比べて高い。30~40代、および60代は全体と比べて特に高い項目は見られない。

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【結果詳細】

※「ほとんどの場合、オンライン上でのやり取りでよい」と「どちらかというと、オンライン上でのやり取りでよい」の合計「オンラインでよい計」、「ほとんどの場合、人と直接会うほうがよい」と「どちらかというと、人と直接会うほうがよい」の合計「直接会うほうがよい計」に着目してコメントしている

今後のコミュニケーションにおいて、人と直接会う割合とオンライン上でやり取りする割合はどのぐらいがよいと思うか尋ねた。
【ビジネス・学校】について、「オンラインでよい計」と「直接会うほうがよい計」のどちらが高いかを性別で見ると、男女ともに「直接会うほうがよい計」がそれそれ40.9%と40.7%で、「オンラインでよい計」の26.2%、29.8%よりも高い。
年代別で見ると、20代では「オンラインでよい計」が40.6%で「直接会うほうがよい計」29.7%よりも高い。40代は「直接会うほうがよい計」が47.5%で「オンラインでよい計」23.6%よりも高い。50代は「直接会うほうがよい計」が46.2%で「オンラインでよい計」20.8%よりも高い。60代は「直接会うほうがよい計」が45.1%で「オンラインでよい計」18.8%よりも高い。15~19才、30代は「オンラインでよい計」と「直接会うほうがよい計」に大きな違いは見られない。

【プライベート】について、すべての性年代で「直接会うほうがよい計」のうほうが「オンラインでよい計」を大きく(差が最も小さい年代で約37ポイント)上回っている。特に約6割がオンラインでコミュニケーションができていた15~19才でも(Q3プライベート参照)、【プライベート】においては「直接会うほうがよい計」が59.1%と、「オンラインでよい計」の20.0%よりも高い。
また、オンライン上でどのくらいコミュニケーションをとれていたかを軸に、今後のコミュニケーションのあり方を見ていくと、Q3の【プライベート】でオンラインでのコミュニケーションが「できていた計」と回答した人でも、Q6では「直接会うほうがよい計」と回答した人は59.9%おり、オンライン上でコミュニケーションがとれていたとしても、直接会いたい気持ちがあることがうかがえる。

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関連調査結果↓

【Part1】~コロナで人と会う機会は減ったか、それに伴いオンラインでのコミュニケーションは増えたか~

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【Part2】~オンラインでのコミュニケーションがとれていたかと、現在人と直接会うことをどう思っているか~

/report/200825_2.html




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調査概要

調査方法
 インターネット調査
調査対象
 全国の男女15歳~69歳
有効回収数
 1,403人(サンプル)
調査期間
 7月14日(火)~21日(火)

詳細は、下記PDFファイルをご参照ください。
調査結果詳細.pdf

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担当:広報室

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