NRCレポート
【NRC デイリー・トラッキング調査】
FIFAワールドカップ カタール2022:
日本戦試合当日の人々の行動や感情の変化はどうだったか?
<第2弾 日本×クロアチア戦(決勝トーナメント)>
公表日 2022年12月22日
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日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:杉原 領治)は、1960年に設立された民間の調査研究機関であり、民間企業および官公庁、大学をはじめとする学術機関などの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査にも豊富な経験を有しています。
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このたび「NRC デイリー・トラッキング調査」の結果から、「FIFAワールドカップ カタール2022:日本戦試合当日の人々の行動や感情の変化」に注目しました。
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<第2弾>は、日本×クロアチア戦(決勝トーナメント)の放送があった12月6日前後の「メディア視聴」 と「感情」に注目してみました。
(第1弾は、下記をご覧ください)
- <第1弾>FIFAワールドカップ カタール2022:日本戦試合当日の人々の行動や感情の変化はどうだったか?
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※GIA(Gallup International Association)
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WIN(Worldwide Independent Network Of Market Research)
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<日本×クロアチア戦の「メディア視聴」の日別推移>
12月6日(日本×クロアチア戦の試合放送日)のメディア視聴行動をみると、「テレビ(放送時間にリアルタイムで)」が高くなっています。グループリーグの日本戦と同等以上に、決勝トーナメントの日本戦の注目度は高く、リアルタイムの視聴行動に影響があったことがうかがえます。(前日の視聴も高いのは、試合前のニュースや情報番組で日本代表の紹介など露出が多かったためか、また、本調査では「前日1日の行動」を聞いたのですが、日付の変わった深夜のテレビ視聴について就寝前を前日として回答した人が含まれたのかもしれません。)
ワールドカップのような大規模スポーツイベントにおいては、即時に結果を知りたい、大画面で視聴したい、家族や友人と一緒に応援したい、といったニーズを反映し、テレビのリアルタイム視聴をする人が増えていたことが推測されます。
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<「感情」の日別推移>
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12月6日(日本×クロアチア戦の試合放送日)は、その前後の日に比べて「喜び」「信頼」「期待」が低くなっています。試合前は、グループリーグの善戦もあり、日本代表初のベスト8への期待もありましたが、クロアチア戦のPK戦惜敗という結果を残念に思う人が多かったことがうかがえます。
しかし、その後、週末の11日にかけては「喜び」「信頼」「期待」のポジティブ感情は上昇の傾向がみられます。これは、日本代表の帰国記者会見、ワールドカップ日本戦を振り返るダイジェストの放送などもあり、改めて今回のワールドカップでの日本代表の健闘が、数日の余韻をもって個人の感情に反映されたのかもしれません。
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NRCデイリー・トラッキング調査の概要
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調査目的 : 人々の行動と感情について、日々の推移をトラッキングする
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調査方法 : web調査
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調査対象者: NRCサイバーパネル会員 全国20~69才男女 毎日約150人回収(平均)
日本の人口構成比(エリア、男女、年代)に合わせてウエイト集計 -
調査期間 : 2022年5月17日からデイリーでトラッキング調査を実施中
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調査機関 : 日本リサーチセンター
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調査項目 : メディア視聴、感情
※今回ご紹介した上記項目以外に、実施行動、SNS利用、心の満足度、不安内容なども聴取しています。
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株式会社 日本リサーチセンター
担当:広報室