NRCレポート
アンケートで未来を予想できるか⁉ 「2024近未来予想リサーチ」調査結果の発表第2弾:本当に間に合うの⁉開幕まで一年を切った大阪・関西万博の開催見込みについて予想する!
公表日 2024年04月16日
■「近未来予想リサーチ」結果レポート第2弾は、海外パビリオン建設の大幅な遅れが懸念材料となっている大阪・関西万博の開催見込みについての予想
当社のアンケートモニター・サイバーパネル会員が、2024年中に起きる10の出来事の結果をアンケートで予想した結果をご紹介した近未来予想リサーチ第1弾レポートはいかがでしたでしょうか。
第1弾:トップの座に残るのは岸田首相かプーチン大統領か!?日本とロシアのトップリーダーの行く末を予想する。
⇒レポートページはこちら
レポート第2弾は来年4月13日の開幕日まで一年を切った大阪・関西万博の開催見込みについて予想します。
未来予想その2:大阪・関西万博の開催見込みは?
Q.2025年4月13日に開催予定の大阪万博は、今年中に延期や中止が発表されると思いますか。
大阪・関西万博は開幕予定日を来年の4月13日として設定されており、先日の4月13日には「開幕1年前イベント」が東京都内で行われるなど、来年4月の開幕に向けて国を挙げて機運を醸成していく動きが見られます。その一方で、海外各国のパビリオン建設の大幅な遅れがニュース・新聞等で報じられており、開幕までに完成が間に合わないのではないかと関係者の間で強く懸念されているとの報道も散見されます。
中でも「万博の華」とも呼ばれる、海外の国・地域が独自に設計・建設する「タイプA」パビリオンでの準備の遅れが懸念されており、元々予定していた「タイプA」での出展を諦めて、簡易なプレハブ工法の「タイプX」や万博協会の建てたスペースを間借りする「タイプC」に変更をして、なんとか開催予定日に間に合わせようとする国も複数カ国出てきている状況です。
近未来予想リサーチではサイバーパネルのモニターの方々に、予定通りの開催が懸念される大阪・関西万博が『今年中に延期や中止が発表されるか』について予想をしていただきました。
予想の結果は性別でみた場合、男女共に2割強が「開催時期延期の発表がある」と予想していますが、「中止の発表がある」という最も悲観的な予想は1割に留まりました。つまり性別に関わらず7割の方は少なくとも年内には延期・中止といった予定変更の発表は無いと予想をしている事になります。
年代別で見た場合「延期/中止の発表がある」との予想は29歳以下の若年層に比較的多くなっているものの、その上の年代層と比べて顕著に高い訳ではなく、全年代で「今年中に延期や中止の発表は無い」との予想は6から7割弱に及んでいます。
2025年4月13日に開催予定の大阪万博は、今年中に延期や中止が発表されると思いますか。(2024年1月調査)
近年では東京2020オリンピックにおいても、コンペで決定されたメインスタジアムが設計の段階で建設費予算が2倍近くに膨れ上がった結果、着工間際で安倍首相(当時)が白紙撤回、設計コンペをやり直した上でそれでもなんとか工事を完了させた(実際の開催はコロナ禍の為、翌年に延期)という前例があるだけに、人々の中にはこの種の国家的大規模イベントにおける工事の遅延に対するある種の慣れや、イザとなったらなんとしてでも間に合わせるという日本人のスケジュール厳守の国民性に対する信頼があるのかもしれません。
しかしながら、万博のパビリオンの中でも特に「タイプA」は、あくまでも運営主体は海外各国の政府となる為、日本国政府の思惑通りに動かない可能性があり、ぎりぎりの段階でパビリオンタイプの変更や、万博からの撤退、あるいは最悪、開催初日以降も工事が続くといった事態も発生するかもしれず、当面は予断を許さない状況が続きそうです。
今後も大阪・関西万博の開催までの動向について注目していきたいと思います。
■アンケートで未来予想は可能か?
~アンケートの新たな可能性、近未来予想リサーチの楽しみ方~
昨年に引き続き今年の"近未来予想リサーチ"においても、1万5千人を超えるサイバーパネル会員の方々に今年起きる10の出来事やイベントの予想をアンケート形式で回答していただきました。
予想を楽しみながら(かつ真剣に)参加していただく為に、全問正解された方には10万ポイント分の謝礼進呈することをお約束しました(※全問正解者が複数人の場合は10万ポイントを「山分け」進呈、全問正解者不在の場合は最多正解者で「山分け」進呈するルールです)。
今回は、予想していただいた10の質問の中から、来年4月に開幕を控えた大阪・関西万博の今年中の延期や中止の発表の可能性についての予想結果をレポートしました。残りの7つの予想についても順次レポートしていく予定ですので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
(※本アンケート参加者の構成比は、女性より男性が多く、年代では50代以上が半数以上を占めています。
その結果、男女別での予想結果(比率)についても50代以上の中高年層の意見が多く反映されています。)
■2023近未来予想リサーチの結果まとめ
今年の年始に2023近未来予想リサーチの「結果の答え合わせ」と、全問正解者数を発表しておりますので、こちらも合わせてお楽しみください。
➡2023近未来予想リサーチの答え合わせレポートはこちら
■サイバーパネル会員へのエントリー
当社では今後もアンケート調査の新たな可能性を探るべく、近未来予想リサーチのような自主調査を積極的に行ってまいります。サイバーパネルでのアンケートに参加されたい方は、是非この機会にモニター登録をお願いします。
調査概要
調査方法
インターネット調査
調査対象
サイバーパネル会員(全国の15才以上男女)
回答数
15,070名
調査時期
2024年1月16日(火)~2月5日(月)
"未来予想"結果の答え合わせ
2025年1月初旬に出来事の結果と照らして最多正解者を確定します。
株式会社 日本リサーチセンター
担当:広報室
information@nrc.co.jp